2025年の国際博覧会の開催地が大阪に決定しました。
皆さんが国際博覧会(万博)と聞いて思い浮かべるのは、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)なのではないでしょうか?
おっさんは1980年代生まれなので、大阪万博を知らない世代です。そもそも、万博って何なの?という事で、簡単に調べてみました。
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国際博覧会(万博)とは?
「国際博覧会条約」によれば、国際博覧会とは、「二以上の国が参加した、公衆の教育を主たる目的とする催しであって、文明の必要とするものに応ずるために人類が利用することのできる手段又は人類の活動の一若しくは二以上の部門において達成された進歩若しくはそれらの部門における将来の展望を示すものをいう」とあります。
んーーー、条約文ってのは分かり難い!
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国際博覧会の種類
現在は「登録博覧会」と「認定博覧会」がある。(以前は「一般博」と「特別博」)
ざっくり分けるとこんな感じかな?
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歴史
様々な物品を集めて展示する博覧会(国内博覧会)は1798年、フランス革命の時期のパリで初めて開催された。1849年までにパリで11回開催され、徐々に規模が大きくなっていった。同様の博覧会がベルギー、オランダなど各国でも開催されるようになると1849年、フランスの首相が国際博覧会を提唱し1851年に第1回国際博覧会がロンドンで開催された。
初期の万博として、クリスタル・パレス(水晶宮)が造られたロンドン万国博覧会(第1回、1851年)やエッフェル塔が建設されたパリ万国博覧会(第4回、1889年)などが著名である。(Wiki参照)
エッフェル塔も万博のために作ったんですねぇ・・・。
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日本で開催された万博
調べてみると過去4回も開催されていました!
おっさんが知っているのは、生まれてないけど日本万国博覧会(大阪万博)と2005年日本国博覧会(愛・地球博)の2つのみです。
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2025年国際博覧会
2018年11月23日に決定しましたが、開催地は「大阪」となりました。
立候補していたのは4か国でしたが、2018年1月にパリ(フランス)は採算が合わないとの理由で立候補を断念。
最終まで残った国はバクー(アゼルバイジャン)エカテリンブルク(ロシア)大阪(日本)となっていました。エカテリンブルクと大阪の決選投票にて、2025年国際博覧会の開催地は大阪に決定した。
テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」
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まとめ、雑感
今回の記事を書くきっかけになったのは今朝見た「ウェークアップ!ぷらす」という番組を見たからです。冒頭30分くらいがこの「万博決定」の話題だったのですが・・・まぁ、内容は・・・。開催が決まっただけで実際に動き出すのはこれからなので特にここには言及しません。ただ、府知事が若干酔っぱらってるのはさすがにどうかとw
さて、国際博覧会(万博)は平和の象徴であるとともに世界各国の人たちの交流の場であり、その時代の先端技術、芸術を世界に発信する場でもあります。
しかし、パリが立候補を断念したように「費用対効果」の問題、さらにはネットの普及した現代においてそれほど大規模な博覧会を開催する必要があるのかは疑問ですね。
今回の大阪万博は夢洲を開催地とするようですが、今まで未活用地となっていた場所を埋立地を利用するのは結構だと思います。現状のペースでの埋立では全然間に合わないようですが・・・。またIR(統合型リゾート)の候補予定地と隣接、というより同じ地区で万博ってのもどうなのかと思ってしまう。経済波及効果を考えれば人が集まる場所の近くにIRというのはとても良い環境だとは思うのですが、大阪万博のテーマとはあまりにもかけ離れている気がします。
経済産業省は試算として「約2兆円」の経済波及効果があるとしています。東京オリンピック後の経済が落ち込むという見方が強い中、この万博が関西だけではなく日本経済に良い影響をもたらすことを願います。