昨年の紅白に出場した米津玄師さんやDAOKOさんの様に、ここ数年は所謂”ネット発”のアーティストの台頭が目覚ましいですよね。
米津さんがボカロPとして”ハチ”名義で楽曲を投稿されていたことは有名ですが、それ以前、ボカロ黎明期に活躍されていた”ryo"さんが中心となって結成されたのが「supercell」です。
またまたWikipediaさんの出番。
supercell(スーパーセル)は、コンポーザーのryoを中心にイラストレーターやデザイナーが集ったクリエイター集団(同人音楽サークル)である。メンバーにはボーカルはおらず、supercell名義で発表する楽曲については、ファーストアルバムでは音声合成ソフトの「初音ミク」をボーカルに用い、セカンドアルバムまでの楽曲ではnagiを、セカンドアルバムの後は、こゑだをゲストボーカルに迎えている。所属芸能事務所は、インクストゥエンター。所属レコードレーベルは、Sony RecordsおよびSOULTAG・GT musicと、ソニー・ミュージックエンタテインメント系列のレーベルに同時在籍(引用:Wikipedia)
若い世代の方は信じられないでしょうが、当時はYouTubeよりもニコニコ動画のほうが動画投稿という点では主流で、恥ずかしながら私も音楽ではなくMAD動画を投稿していました。
残念ながらバンドをやっていたにも関わらず私が扱える楽器は学校で習うモノに加えてトランペットとブルースハープぐらいなものです。
ニコ動のヘヴィユーザーだった私がボカロPの楽曲を聞き逃すはずもなく、話題になっている楽曲はすべてと言っていい位聞いたものです。
ただ、私は機械的な音声が苦手でした。
そんな私の悩み?を解決してくれたのが”歌ってみた”という新しいジャンルの投稿動画でした。
ボカロPが投稿した楽曲を人間が歌うことによって、私的には楽曲がさらに魅力的になって深みを増したと感じました。原曲が良いという人も勿論いらっしゃると思いますのでそれは個人の趣向の問題ですね。
さて、私が「supercell」を聞くキッカケになったのはボカロPの”ryo”と歌ってみたの”ガゼル(nagi)”が組んだというところが大きいと思います。
歌ってみた動画で”ryo”の楽曲を”ガゼル”が歌うということはありましたが、「supercell」の様に二人が組んでいたわけではありませんでしたしね。
残念ながら”ガゼル”名義の歌ってみた動画は本人によって削除されてしまっていますので、当時の動画はありません。他人が勝手にUPしたものはありますが…w
”ryo"さんの楽曲「メルト」の10周年記念ということで、コラボされていますのでそちらのリンクを…(´・ω・`)
そんな二人が組んで発表された初めての楽曲が「君の知らない物語」。
アニメ「化物語」のED曲として使用されましたし、当時ニコニコ動画ではこの曲を使用したMAD動画も大量に投稿されていましたねぇ。
ちなみに2曲目に収録されている「LOVE&ROLL」もアニメ「CENCOROLL」の主題歌として使用されましたが、個人的にこちらの曲のほうが好きです。
実をいうと私が聴いている「supercell」の楽曲は2ndアルバムの「Today Is A Beautiful Day」のみです。
ゲストボーカルが変わったことで興味が失せたというところと、”ryo”があるアニメからプロデュースという形で違うユニット”EGOIST"をメインに活動しているということもあり、「supercell」には動きが無くなってきたためです。
それでも二人が組んだこのアルバムは当時の思い出と共に大切なモノになっています。私のおススメは「君の知らない物語」を聞いたうえでの「私へ」。私も過去を振り返るような年齢になっていますので色々と思うところがあります。
2019年もネット発のアーティストが既にちょこちょこ話題に上ってきていますが、原点…とまでは言いませんがそれに近い彼らの楽曲を聞いてみるのも面白いかもしれませんよ?
そういえば”ハチ(米津玄師)”と”ryo”の対談が数年前にあったのでリンクを…。当時を知っている人も、知らない方も興味がある方には面白いものだと思います。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。