ss付きで振り返る FF14 漆黒のヴィランズpart3

妹のアリゼーに引き続き、今度は兄のアルフィノとの合流を目指していきます。

 

アルフィノを探して

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アルフィノの現在地は「コルシア島」。

クリスタリウムからは気軽に向かえる情勢にはないらしい。

特別に飛行獣を用意してくれるということなので、早速紹介状をもってテメノスルカリー牧場の「ゼム・ジェンマイ」の元を訪れる。

 

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第一世界においてはお馴染みのチョコボではなく、「アマロ」と呼ばれる有翼獣がもっとも一般的な乗用獣。慣れていないということで、一緒に来て誘導してくれるらしい。

 

「アマロ桟橋」に向かい早速「コルシア島」向けて出発!

 

語り

「潮風と繰り返す波の音

 いつの世も その島では時が凪ぐ

 垂れこめた光のもとでは なおのこと

 もはや動くことのない 1枚の絵のようだ

 風に乗り 華やかな演奏がかすかに届く

 遠くに見える都市までは ただ 荒れ野が続いていた」

 

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到着したのはコルシア島の東に位置する、「クラックシェル海岸」。

コルシア島はノルヴラント全体で見れば罪喰いによる襲撃は少ないらしい。ただ、ほかに問題がありそう。

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遠くに見える都市、「ユールモア」。

クリスタリウムと並ぶ大きな街で、過去罪喰いを相手に共闘もしていたが…今では「世界政府」を名乗り自分たちが世界を統治すべきと主張している。さらに他勢力には指揮下に入るよう提案している。

クリスタリウムを含む、すべての組織はこれを拒否。敵対状態というわけではないが良好な関係ではないらしい。水晶公の関係者ということも隠すよう忠告を受ける。

 

クリスタリウムの協力者「エイボル」から情報を貰い、スティルタイドという漁村の「穴あき小船亭」で落ち合うことになる。

しかし…「お手伝いのエキスパート」として有名になるアルフィノって…。

 

アルフィノと落ち合う「穴あき小船亭」へ向かうが、アルフィノの姿はない。

店主であるゼファに

 

「…ちょっと、どうしてそこに突っ立てるのよ。

 ここは酒場なんだから、居座るなら1敗飲んで頂戴?」

 

なるほど、その通りですな。仕方ないので「エール」でも頼みましょう。

支払いをしようとしますが、硬貨の価値が分からない…ということで結局お使いクエスト!

 

エスト完了で居座っていい券&1杯いただいたので座って待つことに…。

ほどなくして現れたのは

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「…久しぶり。

 待たせてしまって、すまなかった。

 とてもひさびさに、君と会えた気がするよ。

 ドマで捕虜交換があったとき以来か…。

 私の方は、こちらの世界に来てから、

 少し時間が経っているからね。

 本当に…元気そうで、何よりだ。」

 

アリゼーとは違ってなんとも落ち着きのある兄、アルフィノ。数々の失敗を繰り返し、何度も心を折られてきた彼ですが、こちらもアリゼー同様成長していますね。

 

話はウリエンジェが視た未来。

アルフィノは原初世界で第八霊災のきっかけになった兵器、「黒薔薇」について知っている。ガイウスと共に各地を巡っているときに実際にその兵器が使用された惨状も目にしている。

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「ガイウスはそれを、かつて廃棄した研究だと言った。

 しかし、人の争いが絶えない限り、

 一度生み出された兵器は、完全に消えることはない…。

 原初世界で、今ある「黒薔薇」を破棄するだけでは、

 完全な問題解決にはならないのだ。」

 

アルフィノは自分たちが第一世界に来たことが幸運だったと話す。

自分たちと水晶公の知識を合わせることで世界が起こる統合の真の条件がある程度分かってきている。

世界の統合は双方が重篤な状態に直面することで発生するが、第一世界側の危機は「罪喰い」の問題ということになる。

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「だから、私はこれを解決したい。

 それに…。

 たとえそれが、自分の生まれた世界のことでなくたって

 目の前に苦しんでいる人がいるのを、

 見なかったことにするなんて、嫌なんだ…!」

 

アルフィノにアリゼー、性格や方法論はに違いはありますが根底にある想いは兄妹二人とも同じですよね。

 

アルフィノは目的を果たすために「ユールモア」を知ることが必要だと考えコルシア島へ来たようです。ユールモアへの同行をお願いされたのでついていきましょう。

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ユールモアへ向かう道中。

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罪喰いに襲われているご婦人を救出。

助けを呼ぼうにも周囲は空き家だらけの様子。

「…私もいい加減、自分の家になんてこだわってないで、

 ユールモアのお世話になるべきかもしれないわね。

 もっとも、こんなおばあちゃんじゃ、

 入れてもらうのは難しいと思うけれど…。」

 

どうも「ユールモア」は誰でも入れるという訳では無さそう…?

 

さ、あっさりユールモアに到着。

本当に偶然にフレさんのサブキャラが横にいらっしゃいましたw

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奥に見えるのが「歓迎の門」、手前の小屋がたくさん並ぶ場所は「ゲートタウン」。ユールモアに住むことを望む者たちが”選ばれる”のを待ちながら暮らしているらしい。

 

ゲートタウンを眺めていると、いきなり声をかけられます。

 

「おお…!

 いつもの変なチビかと思ったら、新顔を連れてるじゃねぇか!

 へへへ…

 特技がある奴なら、大歓迎だぜ。

 あんたは一体、何ができるんだ?」

 

なんとも感じの悪い男ですが、アルフィノが移住希望者出ない旨を伝えると…。

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 逆ギレです…マズイ雰囲気ですが、突然ラッパの音が鳴り響きます。

 

「はぁーい!

 みんな、ちゅうもーく!」

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男を含むゲートタウンの住人は声の主のほうへ一目散に走っていきます。

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見るからに怪しい二人組ですが…。

二人はある”ご婦人”の要望で「とびっきりおいしい魚料理」が作れる人間を探しに来たようだ。重要なのはここからで、「気に入ってもらえたら都市内で暮らせる」という言葉。

ユールモアへ来る途中の婦人の言葉、そしてゲートタウンの男の言葉から何となくどういった意味か理解はできますが、アルフィノが説明してくれます。

 

「…ユールモアは、世界政府を自称していると言ったね。

 実は、あの都市には、別の異名もあるんだ。

 最後の歓楽都市…。

 「光の氾濫」を生き延びた貴人や富豪が、

 残った時間を楽しく遊んで暮らす場所…。

 「持たざる者」である一般人が、その楽園に住まうには、

 あんな風に、人材として買われるしかない。」

 

なるほど、道中助けた婦人は年齢を考えても仕事はなかなか見つからないかもしれない…。

不自然なのは先ほどの男。ライバルになりうる他人である私をなぜ歓迎したのか?

 

その理由は二人組が持ってきたこちら…

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彼女が持っているのは「メオル」と呼ばれる、ユールモアでも主食になっている食料。

 

「さぁ、お待ちかね!

 彼女の素敵な門出を祝福して、「メオル」の臨時配給だぁ~!」

 

そう、誰かがユールモアに入ることができれば、臨時配給として「メオル」が配られるようだ。食べていくのも困難な時代、この配給に頼っている者も少なくないようだ。

 

新たにユールモアに入ることを許された女性と共に二人組も去っていく…。ふと、片方が振り返り…不気味な笑みをこちらに向けた。

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「まるで人買いのような入国審査」と言い放つアルフィノ。

 およそ20年、今のような政策が続いているようで、これでは罪喰いと戦うことはおろか、自立した生活も望めない。アルフィノは生活を改めるよう住人に話したようだが…。

彼らの食生活は「メオル」無しでは成り立たず、またユールモアに憧れている者も多くなかなか話を聞き入れてはもらえないようだ。

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どんなやりかたであれこの地で生きている民が幸せなら構わない。しかし、ユールモアに依存していない民は放置されたまま。それでは生きていけず、人は結局都市部に群がる。コルシア島には捨てられた村や畑が増え荒廃していく一方…。

 

「ユールモアの提示している道は本当に幸せに繋がっているのか?」

 

その疑問に答えを出し、今後の付き合い方を決めるためにユールモアに入ってみるべきだと語るアルフィノ。ちょうど進めていた準備が実を結びそうらしい。

 

進めていた準備というのは海底でひっそりと暮らしていた「オンド族」との取引。”タタル”先生の教えに従いオンド族と接触してみると、オンド族は地上で採れる農作物を嗜好品として求めている。農作物の代わりにアルフィノは真珠を手に入れ、それを実績としてユールモアに自分を売り込むらしい。

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「ふふ…私だって、いつまでも、

 「刀を言い値で買ったアルフィノさん」ではないのさ!」

 

自信満々のアルフィノさん。

取引は間もなくだというので、農作物を提供してくれる「ライト村」のモシャ・モアさんの元へ向かいます。

が、怪しい影が…。

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案の定、モシャ・モアさんの元へ向かうと、”アルフィノの使い”だというミステル族にすでに農作物を渡してしまったとのこと。もちろんアルフィノは使いなど頼んではいない。

「まだ近くにいるはず」ということでミステル族を探すことに。

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ターゲットロック・オン!

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農作物を奪ったミステル族に詰め寄る二人。

すぐに観念し、土下座して謝罪するミステル族の青年。身内もなく、できた友達も皆、”選ばれて”ユールモアへ行ってしまったらしい。他の者とは仲良くなれず、配給のメオルですら残りカスしか分けてもらえない。

このまま死ぬくらいなら機会を盗んででも…ユールモアへ考えたようです。

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そんな彼にアルフィノは怒るでも、攻めるでもなく話しかける。

クリスタリウムへ行ってはどうか?というアルフィノの提案に、カイ・シルと名乗るミステル族の青年は友のいるユールモアでなければ…と話す。

話を聞いたアルフィノはオンド族との取引場所、自分がやろうと考えていた商売、ユールモアへの売り込み方法を教えてしまう。

「あくまで、きっかけを貸すだけ」、その先は自身で頑張れと…。

 

感謝の言葉とともに去っていく彼を見ながらアルフィノは話す。

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「私たちにとっては単なる調査…機会を改めることもできる。

 しかし、彼にとっては、人生をかけた一大事だ。

 譲ったことに後悔はしていないし、彼の成功も祈っている。

 それでも…良い判断では、なかったのかもしれないな。

 一刻も早く、この世界を救うべきなら…

 そうしないと、多くの人や、君が死んでしまうなら。

 彼を押しのけてでも、進むべきだったのかもしれない。」

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「アルフィノは、そのままでいい」を選択。

エスティニアン殿がいたら、相変わらず甘い坊ちゃんだと、たしなめられていたに違いない」と笑うアルフィノ。

ひとまず、ライト村に戻ろうとすると…

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浜辺に打ち上げられている人を見つける。

急いで救助に向かう二人。

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応急処置を済ませ、冷えた体を焚火で温めながら話を聞きます。

彼の名はトリストル。ユールモアで画家としてある夫妻に召し抱えられていたが、描いた絵が気に入らないという理由で解雇された。ほかに引き取り手のなかった彼の処遇はユールモアの元首、「ドン・ヴァウスリー」に任された。

自信を無くした彼が「街を出たい」というと、ユールモアから海に投げ出されたという。

 

トリストルの話を聞いたアルフィノはユールモアを知るために、早急に街に入る手を考えると話す。

 

ライト村までトリストルを送り届けると、彼から提案を受ける。恩人をあの街に近づけたくはないと話しながらも彼が使っていた絵筆を譲り受ける。

自分が解雇されたことで新たな画家が求められるはず。その時に使い込まれた絵筆を見せれば熟練の画家だと思わせることができるのではないか?と言うのだ。

 

早速ゲートタウンに戻り、二人組の道化師を待ちます。すると程なくして二人組が姿を現します。トリストルの話通り、画家を探しているようだ。

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計画通り、使い込まれた絵筆を見せ画家だと信用させる。

私はアルフィノの助手ということにして何とか一緒に街の中に入れてもらうことに成功。

 

語り

「世界は救われない

 今その言葉を否定できるのは

 よほどの聖人か馬鹿 またはこの街の住民だろう

 堅牢だった海の都は

 世界の終わりを前に うかれ騒ぎをはじめた

 悲しみを忘れるために 喜劇を演じているのか

 あるいはここにかぎり 永遠が約束されているのか」

 

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街の中に入るには入国審査をした後に登録書類が必要。

ユールモアには元首によって認可された「自由市民」と彼らのために働く「労役市民」が存在する。私は労役市民としてミステル族の名士、チャイ・ヌズさんとその奥様のドゥリア・チャイさん。「チャイ夫妻」に仕えることになる。

無事登録を済ませ、早速チャイ夫妻の元へ…。

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口があんぐりの私…視線の先には…。

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う、嘘やんっ!太ったミコッテ族!(ミステル族)

まぁ、アートにも出ていましたし、当時若干話題になった太ったミコッテがここで登場です。

チャイ夫妻と記念撮影。

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と、遊んでいるうちに話が進んで、私は街の中を見回ってきていいらしいので見学という名の情報収集に向かいます。

 

人を助けたり、カードゲームをしたり、踊らされながらユールモアの情報を収集していく。

 

まず、自由市民は登録の際に個人の財産、お金や権利、知識を街に譲渡する。代わりに何不自由なく暮らせるだけの金銭と物資が街から支給されるらしい。

また、今でこそ平和になったが20年前、先代の元首のころまでは罪喰いと戦っていた。強大なユールモア軍の力をもってしても罪喰いとの戦いでは甚大な被害が出たようだ。しかし、20年前ヴァウスリーが元首になってそれは一変する。

ヴァウスリーには「罪喰いを従わせる能力」が備わっているらしい。その力によって罪喰いと戦う必要がなくなったようだ。

 

情報収集を終え戻ってくると…

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お着替えしてるアルフィノさん。

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「楽しそうな仕事デスネ」

意外にも同意してくれたのはチャイ・ヌズ氏。

「そいつは画家であって、モデルじゃないんだ」と声を荒げますが、「こんなに楽しいのに…」と言う奥さんに何も言えなくなってしまう。

 

再び見学という名の情報収集に向かう私。今度は遊ぶなよアルフィノ…。

 

訪れたのは「樹幹の層」。軍の司令本部がある区画らしい。

そこで泣いている労役市民を見つける。

歌い手である彼女は喉の調子が悪く、うまく歌えなくなってしまったらしい。雇い主に知られる前に何とか治したいということで薬をもらってくるお使いクエスト。

 

くすり師に薬を処方してもらおうとするが、彼女の喉は治らないらしい。

 

「イヒヒッ、かわいそうに…。

 この娘は捨てられるのか、それとも消えてしまうのか…。」

 

不吉なことを言うくすり師。ユールモアには大勢の者が招かれるが、出ていくものは滅多にいないらしい、死体ですら…。

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労役市民の元へ戻り、声が戻らないことを伝える。

そこへ、彼女が仕えている自由市民が現れる。

彼女が喉を患っていることを知った自由市民は「君を捨てたりはしない」というが、ドン・ヴァウスリーにお願いして、「君を天に運んでもらおう」と言った。

その言葉に彼女は驚きと喜びの声を漏らす。

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安心した様子の彼女に対して私はイマイチ話が見えていない。

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自由市民によると、罪喰いは罪人を食らう一方で、罪なき人の魂を地上から天にある楽園に運ぶらしい。どうも胡散臭い話であるが、それを明らかにしたのがヴァウスリーであるところがさらに怪しい。

 

二人が去ったところで私もいったんアルフィノの元へ。

今度はちゃんと仕事をしていたらしく…

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なかなかいい出来ですな。チャイ・ヌズ氏は気に入らないようですが…。

二人が言い合いをしていると突然叫び声が響きます。

 

現れたのは…例の道化師。

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街の秩序を乱すものが現れた様だが…すでにヴァウスリーが捕えているらしい。

 

「正義の鉄槌、秩序の回復!

 ドンのお裁きをご覧になりたい方は、

 急いで「元首の執務室」に集合だ~!」

 

チャイ夫妻の許しを得て元首の執務室へ向かう…。

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ユールモアの元首「ドン・ヴァウスリー」

どう見てもハート様…。

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「罪喰いを従わせる能力」というのは本当らしい…襲ってくる様子は全くない。

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ヴァウスリーの前で蹲っているのはミステル族の青年カイ・シル。駈け寄ったアルフィノが状況を確認する。

 

「ドン・ヴァウスリー!

 これは何事か、なぜ彼が傷ついているのです!」

 

端的に言えば、アルフィノの策でユールモアに入ることはできたカイ・シルだったが…上手くやれなかった、ミスをしたと言うことでしょう。

 

「ユールモアは、支え合いでできている、愛の都だゾ?

 与えることもできないのに、与えてもらおうだなんて、

 許しがたいゴミくずダ!

 だ~か~ら!

 私は罰として、そこから飛んでいけと命じたんダ。」

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怒りを隠しきれないアルフィノ。ヴァウスリーの言葉は続く…。

 

当たり前だがカイ・シルは飛び降りることを拒否。するとヴァウスリーは自分の肉を削ぎ取って罪喰いに与えろと命じた。

それに対してアルフィノは激高するが…。

 

「この壊れた世界に、夢のある楽園を築くことが、

 どれだけ難しいと思ウ?

 必要なのは、永久に脅かされることのない安全と、

 たったひとつの、ゆるぎなき秩序ダ。」

 

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そしてそれをもたらすことができるのは自身のみ、故に絶対の正義だと語る。

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その言葉にユールモアの住民たちは拍手を送る…。

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怒りを抑えきれない私を制止してアルフィノが呟く。

 

「これの何が楽園か…ッ!」


画家としてユールモアに入ったことを知ったヴァウスリーは、アルフィノに自身の絵を描けと申し出る。その出来次第で無礼を許しユールモアに住まわせてやると…。

 

アルフィノは聞く耳を持たず、無言でカイ・シルを治療する。

そしてヴァウスリーに言い放つ。

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「あなたに必要なのは、絵画ではなく鏡だ。

 醜悪の塊が煮崩れしたようなご自身を、

 一度よくご覧になるといいい。」

 

自分に向けられた暴言に呆然とするヴァウスリーを背に、三人は去っていく…。

 

扉にもたれかかるこの人物は…もしや?

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こうして勢い任せでユールモアから出た三人。

アルフィノはカイ・シルにクリスタリウムに来るように勧めるが、「しばらくはひとりで…ちゃんと生きていく方法を探したい」ということでこのまま別れることに。

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アルフィノを追ってきたチャイ夫妻に引き留められるが、「今ここで為すべきことがない」と断ります。ありのままの姿を描いた絵を気に入ってくれていたらしい。

 

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クリスタリウムに戻り、アリゼーを待たせている「星見の間」へと向かった。

 

                               to be continued...

 

 

後述

今回は双子の兄アルフィノとの合流のお話でした。

アム・アレーン、コルシア島(ユールモア)共に気分の良いお話ではありませんでしたが、第一世界の状況を知るためにはとても良くできたメインストーリーだったお思います。

まだまだ漆黒のヴィランズは始まったばかり、この先の展開が気になります。

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

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