今回からは5.2メインストーリー。
5.1では「白聖石」を利用して、賢人たちの原初世界への帰還へ向けた動き。それに付随して、罪喰い化したハルリクたちの治療。そして、ユールモア新元首の就任と復興に向けた物語が描かれました。
新たな脅威
原初世界に残された賢人たちの体は、マトーヤの助言を受け施した処置が効果を上げているようで、今のところ安定しているらしい。
ただ、「それも一時的のものに過ぎない」とクルルは話す。
結局のところ、水晶公たちが研究している「新たな魔具」に頼ることになりそうだ。
「失礼いたします」
そう言って現れたのはマキシマ。
元帝国軍人で現在はエオルゼアへと亡命し、ラウバーンの厚意により同盟軍に身を置いている。
帝都で動乱が起こってからは、ギムリトの前線は落ち着きを見せているようで、各国の盟主も本国へと戻り、現在はアラミゴ解放軍が中心となって国境の監視にあたっているようだ。
「そんなギムリトの防衛陣地に、
驚くべき人物が物騒な情報を携えて現れたのです。
それも、クロロさんと因縁のある者が…」
急ぎ対策会議開かれるようで、ラウバーンは「暁」、特に私に同席を求めているという。私ひとりに「すべてを押し付けるわけにはいかない」というクルルと共に「アラミガン・クォーター」へ向かうことになった。
アラミゴ王宮へと案内された私、その先で待ち受けていたのは…
元帝国第XIV軍団の軍団長、漆黒の王狼ガイウス・ヴァン・バエサル。
「一方その頃…」で、ちょこちょこ登場しているので久しぶり感があまりありませんが、実際に会うのは紅蓮のリベレーター、パッチ4.5以来?そういえば今は、影の狩人ガイウス・バエサルでしたか…。
「そう警戒するな。
此度は、争うためではなく、
新たな脅威の存在を報せるために参ったのだ」
エスティニアンと共に帝都に潜入していたガイウス。
ヴァリス帝殺害現場に居合わせたことから、その嫌疑をかけられた2人。別々に脱出を試みる中、エスティニアンがある魔導兵器と遭遇し、撃破していた。
ガイウスはその魔導兵器について調査を行い、「ひとつの確信に至った」と語る。
「アルテマウェポンの後継機が開発されていた、
とな…」
ガイウス率いる第ⅩⅣ軍団によるエオルゼア侵攻の際、私たちの前に立ちはだかった古代アラグ文明の対蛮神兵器、アルテマウェポン。
アラミゴの遺跡で発掘されたものをガイウスが再生させたものであるため、後継機が開発されるとは考えていなかったようだ。しかし、調査を続けたところ、新たなアルテマウェポン計画は第Ⅶ軍団によって行われていることが判明したとガイウスは話した。
「第Ⅶ軍団といえば、
5年前の「カルテノーの戦い」で壊滅したはずじゃ…?
軍団長のネールも戦死したはずでしょう?」
クルルの言葉に「第Ⅶ軍団は総崩れ、生還者も僅かだった」と肯定するガイウス。
さらに、再編後も軍団長の戦死や更迭が繰り返され、計画を進めている者が誰なのかすら掴めていないのだという。
「確かなことは、
複数の試作機が開発されており、うち1機が、
エオルゼアに向け解き放たれようとしていることのみ」
彼らはそれを阻止しようとしたが、圧倒的な戦闘力を前に足止めが精一杯だったようで、撤退しエオルゼア側へ報せることにしたようだ。
この報せを受けて、エオルゼア同盟軍は改めて国境地帯ギムリトの防衛を固めると同時に、迎撃作戦の検討に入った。かつてアルテマウェポンと戦い、撃破した私は迎撃部隊への参加を要請されることになる。
「一度は刃を交えたことのある我が、
参戦を求められる立場にないことは承知している。
が、うぬが力を貸してくれるとなれば、これ以上なく心強い」
そう言って去っていくガイウス。
アルテマウェポンの後継機は大きな脅威となる。だが、切迫した状況を前に賢人たちを呼び戻すことも大事だと、クルルは優先させる事柄の選択を私に任せてくれた。
第一世界へと向かうことを決めた私はクルルのもとを訪れた。
ゼノスが肉体を取り戻し、皇帝を暗殺したこと。さらに、ガイウスがもたらした「新たな脅威」の情報など、原初世界の情勢を第一世界の賢人たちと共有しておく必要がある。
また、彼らの肉体についてはクルルたちが全力で維持していると伝言を頼まれた。
ソウル・サイフォン
第一世界へと渡り、星見の間へと向かった私。
「ああ、折よく来てくれたものだ。
実は、魂を帰還させる研究に進展があったのだが…
もしや、あなたからも何か報告が?」
水晶公に事情を説明すると、各地に散った賢人たちに連絡を取り召集をしてくれた。
アルテマウェポンの後継機、帝都での動乱に体を取り戻したゼノス…各々思うところもあるようだが…。
「然ればこそ、我々も可及的すみやかに、
原初世界へ帰還すべきだとは思いますが…」
ウリエンジェは水晶公に言葉を投げかける。
「それでは私から…
皆を帰還させるための準備について、
情報を共有させてもらおう」
器となる白聖石をベースとした「新たな魔具」に関しては、元となった白聖石が優れていたこともあり、多少手を加えただけで試作品の作成まで完了したらしい。
魂と記憶を保存する魔具、「ソウル・サイフォン」
「しかし、だな…」と、魔具が完成したにも関わらず浮かない様子のべーク=ラグ。
器たる「ソウル・サイフォン」は用意できたが、記憶を込めるためには水晶公に掛けられた「記憶継承」の術式を組み込まなければならない。
しかし、水晶公に掛けられたアラグの秘術は水晶公に流れる「血」を触媒にしている。当然だが新しい魔具は、その血を持たない。
つまり、何らかの手法で記憶継承の触媒となる要素を魔具に入れ込まなければいけないらしい。
「早い話が、記憶継承術を大幅に改変するか、
触媒たる「血」を魔具に取り込む方法を見つけるか、
ふたつにひとつしかないというわけだ」
現在は、クリスタルタワーに遺された古代アラグの研究記録を調べなおしているところらしい。
「この状況で、いましばらく時間をというのは心苦しいが…
以前にも誓ったように、必ずやりとげてみせよう。
だから、信じて待っていてもらいたい」
水晶公の言葉にうなずく私。
「お話中のところ、失礼いたします」
部屋へと入ってきたライナは水晶公にではなく、私に用事があるようで、「詳しくは外で話をしたい」とのことなので、同行を申し出たアルフィノと共に星見の間を後にした。
to be continued...
後述
さて、「ss付きで振り返る FF14 漆黒のヴィランズ」もパッチ5.2へと入ってまいりました。
今回は5.2初回なのと、クロニクルクエストとの分岐があるのでかなりサクッと記事にしてみました。てか、これくらいサクッとしてた方が書きやすいな。
ということで、今後もこれくらいで続けて行こうと思います。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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