2008年にWiiで発売後、PS3、PSP、PS4など様々なプラットフォームで発売された「428~封鎖された渋谷で~」。サウンドノベルの傑作といっていい本作ですが、なんとSteamのサマーセルで80%OFFの「792円」で手に入るのです!
実写サウンドノベル
スパイク・チュンソフトから発売された「弟切草」や「かまいたちの夜」で確立されたサウンドノベルというジャンル。「428~封鎖された渋谷で~」は、同社が発売した「街」の流れを汲む作品で、ゲーム作品としては馴染みの薄い”実写映像”が使用されています。
好き嫌いが分かれるかもしれませんが、実際にある渋谷の街を舞台にしている本作では、実写映像を使用することで、そこで起こっている事件の緊張感や緊迫感が現実のことのように感じられる作りになっています。
あらすじ
渋谷署管轄内で起こったひとつの誘拐事件をきっかけに世界を震撼させる大事件は始まった。
熱血刑事、渋谷のチームの元ヘッド、ウイルス研究の第一人者、敏腕フリーライター、そしてネコの着ぐるみ。本来であれば、まったく交わることがなかったであろう人々の物語が渋谷を舞台にめまぐるしく交差する。
あなたは、この世界を一変させるいくつもの選択を迫られる。あなたの選択によって、人々は一体何を目にすることになるのだろうか。
本作では、渋谷の街を舞台に複数の主人公たちの物語が複雑に絡み合いながら同時進行。
節目節目に登場する選択肢により、それぞれの物語はあらゆる方向へと進んでいく。とある主人公のとった行動が直接主人公の物語に影響するだけでなく、他の登場人物の未来に大きな変化をもたらすことも。
プレイヤーの選択によって、物語は様々な結末を迎える。
「428~封鎖された渋谷~」は、渋谷の街を舞台に、複数の主人公とそれを取り巻く人々の1日をバラエティー豊かに描くサウンドノベル。
当時流行っていた「24-TWENTY FOUR」のような作品を目指したということで、物語は序盤から目まぐるしく展開が動き、そのスピード感から止め時を失ってしまうほど没入度が高くなっています。
秀逸なゲームシステム
サウンドノベルということで、小説を読み進めていくような感覚で、時折出現する選択肢から行動を選ぶことで物語が進んでいきます。1人の主人公の選択が、他の主人公の物語にも大きな影響を与え、選択肢を誤ると…バッドエンドを迎えることになります。
初見ではバッドエンドを回避し続けることはまず不可能な本作ですが、「タイムチャート」から時間軸を戻し、行動を選び直し物語を進めていきます。
5人の主人公の物語を同時に進めていく、所謂”ザッピングシステム”がとてもよくハマっていてゲームをより臨場感のある作品にしています。
ボーナスシナリオも地味に豪華
ボーナスシナリオ1は「かまいたちの夜」原作担当のミステリー作家、我孫子武丸による短編。実は実写で声優の大塚明夫さんが出演されています。
ボーナスシナリオ2はいきなりのアニメ絵。シナリオは「Fate」で有名な奈須きのこ、キャラデザは武内崇、TYPE-MOONの制作。
2009年に「CANAAN」としてアニメ化されており、「428」の登場人物も出演している。
後述
今回はSteamサマーセールからスパイク・チュンソフトから発売されている「428~封鎖された渋谷~」を紹介してみました。
80%OFFとかなりお買い求めやすい価格に加え、ゲーム自体も土日の2日間あればクリアできる程度のプレイ時間なので気になったら購入してみてください。
ちなみに同じスパイク・チュンソフトがパブリッシャーとして販売している「STEINS;GATE」もビジュアルノベルではありますが、傑作ですので合わせてチェックしてみてください。こちらは60%OFFくらいだったかと思います。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。