突然ですが、私の家にはLDKをはじめ廊下や和室など、1階の数か所に穴があります。誤解しないで欲しいのですが、施工ミスや欠陥ではなく必要だから開いている穴です。
引渡しの際に軽く説明を受けた気がするのですが…全く覚えておりません。
コンセントと同様に一応カバーがしてあるのですが…目立ちますw
カバーを外してみますと
あ、断熱材がちゃんと入ってて少し安心しました…。
断熱材を避けると、奥にボルトが見えてきます。
これが「ホールダウン金物」らしいです。
ホールダウン金物(ホールダウンかなもの)または引き寄せ金物は、主に木造軸組工法の建物で使用する、補強金物のひとつである。この金物は、地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な金物で、柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けるものである。(引用:Wikipedia)
アーネストワンのホールダウン金物は専用のものをわざわざ作っているようで、更に点検口から自分で締めなおせる使用になっています。
締めなおすほど緩むことがあるのか疑問ですが…地震が起こった後に確認してみるべきなのかな?ちなみに今回確認したところ、緩んでいる箇所はありませんでした。
さて、このホールダウン金物は補強材です。これらを設置することによって建物自体の強度を上げ、地震の揺れに対抗する工法ですね。いわゆる「耐震性能」に影響するモノです。
この工法がいつから採用されているか分かりませんが、点検口から金物が見えるというのは心理的には良いのかもしれません。手抜き工事でなければ…ですが。
近い話なのでもうひとつ。
私の家はアーネストワンの「QUIE(クワイエ)」というものです。
耐震 + 制震の家、QUIE(クワイエ)。
震度7の揺れに鍛えられた、ふたつの備え。当社の2階建分譲住宅は、建築基準法で定められた壁量の1.5倍に達する十分な性能を誇っています。さらにその耐久性を上げるために、共同開発による制震装置(SAFE365)を完成。その制震装置を搭載することで、制震住宅のコストを下げることにも成功しています。地震の揺れに耐える「耐震性能」と、揺れを抑えて住宅へのダメージを軽減する「制震性能」を兼ね備えた建売住宅ブランド「QUIE」 。ふたつの備えで、お客様の家を守ります。(引用:アーネストワンHP)
「最大震度6強クラスとなる120秒間続く地震を約200回受けても制震性能は衰えない」と自信満々ですが…。
他のハウスメーカーの制震装置と比べると…「うん、建売だし。こんなもんだよね」と感じるレベルでちゃっちいです。
説明にも書かれていますが、建物が揺れに耐えるのが「耐震」であるのに対して、この「制震(装置)」というのは揺れを吸収する役割を果たしています。
ちなみに昨年偽装が発覚したカヤバの免震装置ですが…「免震」は揺れを伝えない役割を果たします。
つまり私の家は揺れを吸収する装置が付いているわけです。
この家に引っ越してきてから起こった地震の最大震度は「4」。
東日本大震災を経験し、震度5.6の余震を数多く体験してきた私から言わせていただけば…「ん?揺れすぎじゃね?ホントに制震装置付いてんの?」というレベルで揺れます。2階にいると「ホントに震度4かよ!」と思います。
既に購入してしまっていますから何も言えませんが、耐震や制震にももう少し気を使っておくべきだったかもしれないと感じています。
もし、これから先家を購入する予定がある方は、そういったことも気にかけてみたほうがよいと思います。私は強い揺れを感じたら即座に家から避難すると思います。それくらい揺れるのです(´・ω・`)
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。