外構を考えるシリーズ、2回目は「土間コンクリート」。
建売住宅購入当初から気になっていた砂利の駐車スペース。気にはなっていても早急に何かしなければならないほど困ってはいませんでした。
土間コンクリートって何?
平面的に打ち込むコンクリート。
地面に砂利や砕石などを敷き込み、突き固め、その上に直接コンクリートを打ってつくられた床のこと。主に玄関や外部の土間床の下地の他、カーポートや犬走りに用いられる。
そう、一般的な住宅の駐車場の多くはこの「土間コンクリート」が施工されています。
土間コンクリートの利点は?
まずは土間コンクリートの特性として固くて丈夫である。また耐久性にも優れているため補修頻度が少なくて済む。これは個人宅の駐車場として使用するにはとても便利だと思います。補修、メンテナンスはなるべく少ない回数で済むほうが負担が少ないですからね。
さらに、砂利から土間コンクリートにした場合を考えてみると、道路に砂利が飛び出さない。雑草が生えてこない。さらに、積雪がある地域に住んでいるため雪かきがしやすいなどの利点があります。
上の写真はリビングから撮影した外の画像です。(晩夏頃)
砂利からちょこちょこ雑草が生えているのが分かりますね?庭にも生えていますが、土であれば抜くことも簡単なのですが、砂利だとなかなか雑草を抜くのにも手間がかかります。
さらに、側溝を挟んですぐに道路になっているため細かい砂利が道路にまで散乱してしまいます。
機能とは違った観点から見てみますと、砂利のままにしておくよりも見た目スッキリします。「オシャレ」とまでは行かなくとも随分と印象が変わります。
逆に欠点は?
まず何よりも土間コンクリート施工にかかる費用が高いです。地域や業者によって相場は変わるようですが平米単価で1万円前後は考えておくべきです。普通乗用車の駐車スペースがおおよそ15㎡とされていますので、単純に計算すると1台分で15万円かかる計算になります。
また、工事完了までに時間がかかります。これはコンクリートが固まるのに時間がかかるためで、施工完了後1週間ほどは車を止める事はできず養生期間が必要です。
施工後はコンクリートに黒いタイヤ痕が付きます。気を付けて運転していても避けられません。
見積もりを取ってみた
ウダウダ考えるよりもまずは見積もり取って、実際に出せる金額なのか確認したい!という事でさっくり見積もりを依頼しました。
第1回「浸透桝」で相談をした先輩に見積もりを依頼しました。これには理由がありまして、庭の雨水問題も一緒に何とか出来ないか?という話も込みで見積もりを依頼しました。
見積書が3枚・・・だと!?
あ、どうせなので駐車場以外にも「犬走」と「玄関の土間コン施工」も一緒に見積もりを取ってもらいました。見積もりはタダなんだからいっぱい取るべきだ!
さて、本題ですが。
写真が小さくて申し訳ありませんが概要は駐車スペース(砂利)は約32㎡で土間コン施工にかかる費用は税込31万円という内容になっております。平米単価で約9,600円という事になりますね。
この金額が高いと感じるか低いと感じるかは個人の判断になるので何とも言えませんが、私は決して「安い」とは感じませんでした。ただ、想定していた範囲内の金額であったためこの金額で契約をしました。
同時に犬走、玄関のエントランスについてもお願いしております。
まとめ
結局のところ土間コンクリートって必要?
冒頭で書きましたように私は早急に対応が必要なほど今の駐車スペースに不満を抱いておりませんでした。
元々の計画では庭→駐車場→カーポートという考えを持っていたので、最優先は庭の整備かな?と思っていたのです。ですから当然、「土間コンクリートなんかそのうちやればいい」と考えていました。
しかし、「いつかはやろう」と考えているのであれば今やってもいいかな?と思ったのです。勿論、自分で想定している予算内で施工できる金額だったからであって、無理をしてまでやる必要性はないと考えています。
さらに今回は特別な理由があって、値引き交渉は失敗したのですがその代わりに他のことをお願いしました。「浸透桝」の話を第1回にしたのはこの為なのですが、先輩が提案した「雨水枡」から排水する工事と庭の土を少しだけ処理してもらうことを条件に契約しました。
そして現在、土間コンクリート工事は完了しております。
必然・・・次回「土間コンクリート施工~完了まで」