あー、このタイトル嫌だなぁ・・・。
昨日、先輩に誘われ1年ぶりにパチスロを打ってきました。
私は元々「ギャンブル依存症」というレベルでパチンコ屋さんに通っていました。ですがこの1年間足を運ぶこともなく、打ちたいとも思いませんでした。
そんな私のパチスロ遍歴とギャンブル依存症について書いてみたいと思います。
パチスロとの出会い
私がパチスロ(パチンコ含む)を打ち始めたのは社会人になってからです。周りの友人も打っていましたし、会社の先輩も打っていたので付き合い程度に始めました。
ハマるきっかけとしてよくある「ビギナーズラック」は私には訪れませんでしたが、付き合いといいつつよくパチンコ屋に通いました。
まだまだギャンブルを覚えたばかり、勝つ額も負ける額も大したことはありませんでした。
そんなことを続けているうちに自然とパチスロに使用する金額が大きくなっていきます。
そして結果としてこうなります。
「今日は何の台打とう?」
「あ~、パチスロ打ちてぇ。給料日早く来ないかな」
この思考が・・・ギャンブル依存症への入り口です。
「アラエボⅡ」2日で40万事件
私が完全にパチスロにドハマりしたキッカケはこれだったと思われます。
当時はまだ4号機が残っている時代でしたので、1日で2、30万円程度の勝ちを手にすることも出来ました。ですが実際にそんな勝ち方を経験したことはありませんでした。
そんな私にもついにその機会が訪れました。
人生初の「万枚」を達成したのです。
私の通っていたパチンコ屋さんは等価交換でしたので「コイン1枚=20円」という交換率で1万枚出せば20万円になるわけです。
私を沼へといざなったのはこの台。
「アラジン2エヴォリューション」
仕事帰り何気なく座ったこの台。出っ放しで初日に15万円勝ち。
翌朝、リセットされていないことを願って同じ台に座るとリセットされておらず、25万円の勝ち。
この出来事以降、私はさらにスロットにのめり込んでいきました。まぎれもなくギャンブル依存症になったと言ってもいいでしょう。
負け続けても諦めない
「負け続けても諦めない」
これがギャンブルでなければ良いと思うのです。私はギャンブルでこれを実践していたのです。愚かです、理解不能です。
例えば今日5万円負けたとしましょう。
「しばらくパチスロはやめよう」
そう決めた翌朝・・・朝イチのパチンコ屋に並んでいるのです。
そして心の中ではこう思っているのです。
「昨日の負けを取り戻そう」「今日は勝てる気がする」
こんなことを本気で考えているのです。自分で決めたルールをあっさりと破るのです。
この思考をギャンブルをしない人に伝えるのは難しいのですが、だからこそギャンブル依存症というのは病気なのだと思います。
負けても負けてもまだチャンスがある。本気でそう考えてしまうのです。
譲らなかったこと
私は当時、自分がギャンブル依存症だとは思っていませんでした。私だけでなくギャンブル依存症の人間は自分では認めないでしょう。
私が依存症ではないと思っていた理由は、どんなに負けても「借金」だけはしなかったからです。人にお金を借りることも、消費者金融からお金を借りることもしませんでした。
ギャンブル依存症の人は平気で借金をします。私も借りる側にはなりませんでしたが、貸す側にはなっていましたし返ってきていないお金もあります。
また、実家に住んでいましたから当然、家にお金を入れます。こちらは月5万円。それとは別に定期預金で月5万円の計10万円については絶対に手を付けませんでした。
以上の理由から自分は依存症ではないという暴論ですが、恥ずかしながら本気でそう思っていたんだと思います。
依存症から抜け出せた訳
私がギャンブル依存症から抜け出すきっかけとなった出来事は2つ。
家の購入
家という大きすぎる買い物をしました。
私の給料はそれほど高いものではありませんから、生活を見直さなければいけません。数か月はスロットに行かずに様子を見ようと思ったのです。
結果として余裕があるとは言えませんが、スロットを打ちに行けなくはない環境であることは分かりました。ただ、それ以上に「どうせお金をかけるなら家にかけよう」という思いが強くなりました。
ギャンブルに使用していたお金を、家や自分の趣味のために使おうと考え方が変わったわけです。今までも趣味にお金は使っていますがギャンブルに使用していたお金も大きかったのです。
遊技機の規制
4号機から5号機へ、そして今年は6号機へとスロット台に対する規制が厳しくなってきています。理由はいろいろとあるようですが、その規制のせいでスロット自体が単純につまらなくなったことが理由です。
加えて実機を購入しているので遊びたかったら自宅で打ちます。先輩には「お金がかかってないと面白くない」と言われましたが、たまにしか打ちませんが個人的には楽しいです。ちなみに現在は3台所持。
もう一台はしまってあるので出すのが面倒ということで割愛。
ギャンブル依存症の方へ
私はギャンブル依存症の方にギャンブルをやめろとは言いません。
言っても意味がないからです。
自分が依存症だと本気で気が付かない人、気が付いていても気が付いていないフリをしている人、依存症だと認めたくない人。色々な方がいると思いますが、他人が何を言っても聞かないでしょう?
ギャンブルを続けて破産なり破滅なりすればいいと思います。
ただ家族や恋人、一人でもいいからあなたを想ってくれる人がいるのであれば、少し考えたほうがいいんじゃないですか?と提案はします。
私は1年ぶりにパチスロを打って運よく2万円程勝ちました。
ただ、打ちながら思ったんです。
「何でこんなことに夢中になってたんだろう」って。時間もお金も無駄にして何してたんだろうって思ったんです。虚しくなりました。
もしやめたいと思っている方がいるのであれば「ギャンブルが絶対出来ない」という環境を作って下さい。どうやって?それくらい自分で考えてくださいと言いたいところですが・・・。
まず物理的にお金を持たない、カードは捨てるとかそんなところからはじめてみては?いつでもお金が下せる、借りられる環境がいけないのです。
カードなんて必要になったら再発行してもらえばいいんです。ギャンブルをやめるために捨ててしまえばいいんです。
「ギャンブルはもうしない!」と誓っても意味はありません。それでやめられているのであれば依存症になっていません。無駄です!
まとめ
本当は久しぶりに「スロット打ったよ」という記事にするつもりがこんなことに・・・。
ですが、改めて昔の自分を思い出してバカだなぁと思います。ギャンブルにお金を使うのであれば他のことに使うべきだったと反省しました、もう遅いんですが。
ちなみにこのギャンブル依存症の心理はソシャゲのガチャと同じです。心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
私はソシャゲのガチャってパチンコ・パチスロより怖いと思うんです。だって、数分で何万、何十万円ってお金が課金できるんですよ?ギャンブル以上にタチが悪い。
ギャンブルだけでなく、ネットやスマホ色々なものに依存しがちな現代社会です。もし自分が依存しているかもと思ったらこちらを読んでみるといいかもしれません。
マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ) (ヤングキングコミックス)
読んだだけでは何も変わりませんが、漫画なので読みやすいですし、意外に鋭い指摘がしてあります。
今回は私がギャンブル依存症でしたという残念な暴露回でした。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。