2月14日、バレンタインデー。
毎年この日は私の勤める会社では進級試験の日になっています。
何故バレンタインデーにぶつけているのか問い掛けてみたいところですが、きっと特別な理由は無いのでしょう。
今年は私も試験の対象者になっていたので他人事ではありません。とはいえ、「頑張って合格しよう!」とも思っていませんでした。何故なら4年間のうちに合格すれば良いからです。
進級試験の制度は各社で各々あるでしょうが、私の勤める会社は4回連続で不合格になると”定期昇給”が止まります。仮にベースアップが無い年だとお給料が上がらなくなるのです。
流石に30代でそんな状況には陥りたくありませんが、私はまだ今回の級は1度目の受験だったのでかなり余裕をもっておりました。ちなみに前の級は1回でさっくりと合格しました…といっても一般常識と中学生レベルの学力があれば普通に合格します。
さて、もったいぶる話ではないので…結果は”合格”でした。
まぁ、アレです。
前回よりも少しレベルアップしたよ!的な問題でしたが、高校生レベルの知識と会社の製品知識があれば簡単な問題でした。
さて、この合格を知るのは役員との面接の時なのですが…。
「うちの会社って働きやすいと思う?」
と問われたのです。
この問いを受けた時点で、既に合格と言われていたのですが疑り深い私は「これも試験か?」と思う訳です。
それを察したのか
「これは面接とは関係ないから」
と言われたので少しホッとします。
他の人に確認したところ「そんな質問は無かった」ということから、これは労働組合の執行部に所属している私に対しての質問だと考えて間違いないでしょう。
どう答えるか迷ったのですが、素直に「私は働きやすいです」と答えつつ、ここ最近の辞職者が多い事にも簡単に触れておきました。
恐らく聞きたかったのはそちらの情報だったのでしょう。
実は私の会社、ここ10年程で採用した営業職の半分以上の人が1年と持たずに会社を去っています。
理由は様々あるでしょうが、大きな要因として指導力の無さと時代錯誤な考えといったところだと思うのです。
新人を上から押さえつけ、凝り固まった考えを押し付ける。そんなことをずっと続けていれば、いずれは嫌になって逃げだしてしまう。
自由すぎるのも問題だと思いますが、もう少し好きにやらせて、失敗したらフォローしてやるくらいの余裕を持った人間がいないのです。
もちろん役員もその状況は気が付いているのでしょうが…口を出すかは迷っているようです。
あと数年もすれば役員は全員引退します。
「それくらいお前らで解決しろ」
と思っているのか、既に諦めているのか…。
どちらかは読み取れませんでしたが、役員ってのも色々苦労しているんですね。
誰にでも働きやすい会社というのは難しいでしょうが、私の会社も色々と変わらなければいけない時期なのかもしれないと感じました。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。