阪神・淡路大震災から24年。
亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りします。
当時、私はまだ小学生でした。
テレビに映し出される映像を見て衝撃を受けたことは覚えていますが、どれほどの災害だったのかは正確に理解していなかったでしょう。
うろ覚えですが、「不要になった、着れなくなった洋服を被災地に送る」といったことを小学校単位で行った記憶があります。
それから十数年後、私は東日本大震災を経験しました。
亡くなられた方々、被災された方々の気持ちが分かるとは言えませんが、ほんの少しだけその辛さ、苦しさ、無念さを理解できる程度には成長していると思います。
幸い私の家族や親戚、友人、知人は震災の犠牲になることはありませんでした。
姉の家が倒壊し全壊しましたが、当時自宅にいた姉も何とか怪我もなく事なきを得ました。余程怖かったのでしょう。「もうここには住めない」と言い、家を建て直すこともなく土地も売却してしまいました。
復興も進み、震災当時の面影も少しずつなくなっていきます。これは阪神・淡路大震災の被災地も同様だと思います。
そして少しずつ災害があったことを忘れていきます。
これはだれかを貶める言葉ではなく自分への戒めです。
あれほどの大震災を経験し、危険なことも不便な思いも沢山したにもかかわらず、私は災害への備えを何一つしていないのです。
震災当時、私の実家は水が止まりました。電気、ガスの復旧は早かったのですが水か使えないのでは料理はおろかカップ麺すら食べれません。たまたま実家には湧水があったので困りませんでしたが、今はそうはいきません。
あれから何年経った…というようなニュースやTV番組は嫌いですが、キッカケとして色々と見つめなおすことは出来ると思います。
万全の備えというのは難しいにしても、最低限の備えはしておかなければ…と思います。
今回は少し短い記事になってしまいましたが、最後にある曲を紹介してみたいと思います。
震災の被災者だけに向けられた曲ではありませんが、今でも時々聞いて色々と考えさせられる、そして少し頑張ろうと思える曲です。
ONE OK ROCK の「Be the light」という曲です。
日本語訳の歌詞が字幕として流れていますので英語が分からなくてもこの曲に込められた意味は伝わると思います。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。