「鈴木先生」を見てみる

空いた時間を利用して「鈴木先生」というドラマを視聴しました。2011年4月からテレビ東京系で放送されていたこの作品ですが、2011年はそれどころではありませんでしたし、福島で放送されていたかは知りません。

意外に面白かったので紹介してみようかと。

  

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prime会員なら無料で視聴できます。

 

あらすじ

中学校の教師である鈴木は、『ごく普通』の生徒たちの心の問題に向き合うことを自身の教育方針として、自分の受け持つクラスや教え子たちの周りで起こる些細な、ときに重大な事件の数々を誠実に、情熱的に対応している。しかし、その一方では教え子の一人である小川蘇美に対する歪んだ欲望や交際相手である麻美との関係など、自身の心の問題にもひたすら悩む日々を送っている。そうした鈴木の内面を饒舌にかつ克明に描写していく。引用:Wikipedia

 

 

 

1話目を視聴して感じたのは、リアル…というよりは”生々しい”と言ったところでしょうか。

 

1話目の中心となる話は”中学2年生の男子と小学4年生の女子が性交渉を持った”という、家族で見るにはシビアなお話でした。また、ドラマとしてここまで踏み込むのもなかなか珍しいと思います。

タブーという訳でもありませんが、中学生が堂々と「やりまくってやっだぜ!」という言葉を使うのは…何というか違和感がありますね。

 

これが”今の中学生のリアルだ”とは私の世代ではなかなか言い切れないので、リアルとは言いません。ドラマですしね。

 

ただし、私の世代ですら中学2年当時を思い返してみれば学年の半数とはいかずとも、1/3は既に経験済みという感じでした。ドラマと同じように相手が小学生…なんてことは無かったと思いますが。

 

そんな私の育った環境のせいか”生々しい”と感じました。

 

この問題に「鈴木先生」が出した答えは…ドラマを見て確認してみてください。

 

ドラマだからこその”落としどころ”と言えなくもありませんし、完璧な答えでもありません。1話に限って言えば妊娠のリスク、全話通しても性感染症などのリスクについて触れられていませんので、そういったところまで気になる方はきっと楽しめない作品だとは思います。

 

何故なら、この先もこういった”性”の問題が続いていくからです。もちろん”性”以外の問題もありますが、どのテーマも決して正解は無い、完璧な答えのないテーマばかりです。

 

人は色々な価値観を持ち、それぞれの正義を持ち生きている。相反する考えを切り捨てるのではなく話し合うこと、認めることが社会には必要だ。題材の多くが”性”についてではあるが決して”性”について語っているドラマでは無ではありません。

 

劇中こんな言葉があります。

 

「今の俺たちの社会では、つけてすると言う選択が許されている。いいか、つけてすればオーケーなんじゃない、ただ 許されているだけだ。」

 

「その価値観は許されている。忘れるな、その価値観が正しいんじゃない。他の多くの価値観と同様、存在することを許されているだけだ。」

 

 

「許されている」

なかなか難しい言葉だと感じました。

私たちは多くのことを許されている。それが正しいか、間違っているかは別としても…。

 

今回は何となく視聴したドラマが意外に面白かったので紹介してみました。Amazonに限らず他の動画配信でも視聴可能だと思うので気になったら視聴してみてください!

(*注:思春期の子供さんと見ると気まずくなるかも?)

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。