この土日2日間は実家で稲の種まきをしてきました。タイトルはアーティストのライブっぽくしてみましたが、単純に農作業です('ω')ノ
前回は種まきの準備として苗箱に床土のみを入れていきましたが、種まきの準備はこれだけではありません。
”浸種”と呼ばれる作業を行い種籾(たねもみ)から芽を出します。
種籾に水分を吸収させて発芽活動を促す工程ですな。
この工程は素人の私は完全にノータッチです。芽が出すぎても出な過ぎてもいけないので長年の勘?といったところでしょうか?毎年、芽の出具合が違う気もしますが…。
白い芽が出ていますが、これでも出すぎかな?と話していました。
昨年は成長させすぎたせいで種まき機械から均等に撒けずに苦労しました…。
また、水分が少し残り気味だったので天日で少し乾燥させてあげます。
前回と同じ…ではなく、なぜか種まきは元々家にあった機械を使用。
例によって作業中は写真撮る暇なし!
流れは
1.床土の入った苗箱に満遍なく水をかける。
2.種籾を均等に撒く。
3.種籾が隠れる程度土をかぶせる。
4.レールに乗せて奥から並べていく。
地味ですが結構つらいです。
ハウスの両サイドを開けて風が通るようにしていても、ハウス内は30℃を超える温度。さらに、こんな日に限ってとってもいい天気…。
メッチャ日に焼けました…腕がヒリヒリします(´・ω・`)
こんな具合に奥から順に入り口までびっしり並べていきます。
中央を開けているのは苗の状況の確認や水やり時の通り道です。
種まきが終わったら最後にアルミシートで覆ってあげます。こうすることによって苗を暖めて成長を促進します。
この先は田植えに合わせて苗の成長を調整していく作業になりますね。
こちらも長年の勘が必要になるのでしょう。
今年は昨年以上に水不足が深刻なようで、田んぼに水がまわってくるのが遅れそうとのことです。あまりにも遅い場合は近くの川からポンプを使って水をあげるのですが、これがまた面倒で…。
多少作業の違いはあるでしょうが米農家さんは同じような工程を経て田植えに臨むかと思います。手間がかかる割に米の値段は安いので大きく生産していない米農家さんはあまり利益にはなりません。
米に限らず農家の大半は疲弊しています。食料自給率も100%を大きく割り込み、先進国では最低レベル。”補助金を出す”という安易な政策だけではなくもう少し踏み込んだ政策が無いものか…残念ながら無知な私には思いつきません。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。