誤情報を拡散希望…別人を「容疑者」に

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お盆休み中、繰り返し報道されていた茨城県守谷市常磐自動車道で発生した、あおり運転と暴行傷害事件。

犯人は指名手配され、同乗していた女性も逮捕されました。

 

今回指名手配されたのは実際にあおり運転及び暴行を行った宮崎容疑者のみ。指名手配になった時点で各報道機関もモザイクを外し容疑者の報道をしました。

しかし同乗していた女性、喜本容疑者に関しては指名手配がかかっておらず、モザイクがかかったまま報道されていました。

 

犯人捜しのつもりか知りませんが、5ちゃんねるやTwitterなどで全く違う人物を「ガラケー女」とする情報が拡散されたようです。

今回被害を受けた女性が「容疑者」とされた根拠は宮崎容疑者が被害女性のインスタをフォローしていたこと。事件当時に喜本容疑者が身に着けていた帽子やサングラス、洋服が被害女性がインスタグラム上にアップした写真で着用していたものに類似していたこと。容姿が似ていたこと。

 

確定情報はひとつもありませんし、どれも根拠として考えるには薄すぎます。

 

それどころか不確定情報をあたかも事実のように扇動し、拡散希望という言葉を使用して第三者を攻撃する行為は今回捕まった容疑者と変わらないのではないかと思います。

 

今回被害にあった女性は法的措置を取ることを検討しているようです。

 

以前にもあおり運転関連で今回と同じような被害を受けたケースでは書類送検はしたが全員が不起訴になっています。現在も民事で争っているようですが…。

 

今やSNSは誰しもが気軽に利用できるツールになっています。気軽であるからこそ、何も考えず拡散してしまう。そういった行為に一石を投じる意味でもしっかりと捜査し、適切な処罰を与えてほしいと思います。

同時に自分も気を付けなければと感じました。

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。