”大罪喰いフィリア”を討伐し「光の加護」の力によってノルヴラントの夜の闇を取り戻すことに成功した私。翌朝、目を覚ますと…。
招かれざる客
目を覚ました私はペンダント居住館の管理人から衝撃の報告を受けます。
突然、ユールモア軍の飛空艇がやってきて湖畔に駐留を始めたらしい。大罪喰いを倒し”夜の闇”を取り戻したことが関係してるのは間違いなさそう。
それにしても動くのが早すぎる…。
急ぎ「星見の間」へ向かうとアルフィノ、アリゼーは先に到着していた。
「厄介な状況になっている」と話しながらも落ち着いた様子に見える水晶公。
「彼らの目的は、大罪喰い討伐についての事情聴取らしい。
まもなくこちらへ使者をよこすと、連絡が届いている。」
空から光が掃われていることは一目瞭然。大罪喰いを討伐したことを隠すことは…「遅かれ早かれとは思っていたが…」と語る水晶公。
使者の到着の知らせを受けると…
「切り札は、できるだけ隠しておくものだ」
そう言って、水晶公は私たち3人に透明化の魔法をかける。
ユールモア軍の使者を見た水晶公は小さくではあるが、確かに動揺しているように見える。
「…驚いた。
まさか、ユールモア軍の大将軍、
ランジート殿みずからおいでとは。」
”大将軍”という称号、また水晶公の表情からもかなりの大物だと想像できる。特徴的なスカーフェイス以上に眼光の鋭さ、冷たさが気になる。
「答えよ…。
大罪喰を殺したのは、この街の者か?」
単刀直入。
クリスタリウムが大罪喰いを討った者に与しているのであれば「進軍も、致し方なし」。ヴァウスリーからはそう命じられているようだ。
「大罪喰いを討った者との関係はともかくとして、
私たちは、取り戻した美しい空を歓迎している。
もし、お前たちがそれを許さぬというなら、進軍するがいい。
ただし…。
罪なきクリスタリウムの民が、すべて討ち果たされたとて、
動き出した時代が止まりはしないだろう。」
一触即発の雰囲気ではあるが…
不思議なことに水晶公の話を聞くと「投降を望む者あらば、急がれたし」と言い残し、大人しく引き返していくランジート将軍。途中歩みを止めると透明化の魔法がかかっているこちらに鋭い視線を向ける…まさか、気づかれた?
透明化していたこちらの気配を感じていたのだろうと推測する水晶公。
ランジート将軍はヴァウスリーが元首になる以前から、最強と謳われたユールモア軍を仕切ってきた武人。罪喰いとの戦いでは先陣を切って戦ってきた猛者…間違いなくいずれ戦うことになるでしょう…。
それほどの重要人物を派兵してくる…ということは進軍の件も単なる脅しとは考えにくい。アルフィノは「クリスタリウムの民を巻き込むことになるのでは?」と水晶公に問いかける。
しかし、水晶公はそれについては一任してほしいと語る。
仮に今「闇の戦士」たる私を引き渡したところで、全土を支配しようと企んでいるユールモアは違う理由をつけてクリスタリウムを押さえに来る。
「それがわからぬクリスタリウムの民ではないよ」
むしろユールモア軍の力とヴァウスリーの性格を考えればこの場で進軍を宣言されてもおかしくなかったと考えているようだ。
ここでライナから情報が…
「ラクサン城の監視をしていた者から、報告がありました。
ユールモア軍は到着後、周囲を巡回…。
その際に、ある人物を捕らえたようです。
その人物こそ、ミンフィリア…
ユールモアから脱走した、光の巫女ではないかとのことです」
ライナの話は続き、戦端を開く前に”光の巫女をユールモアへ送還したい”と考えたから簡単に引き下がったのではないのかと言う。さらに、ランジート将軍は「ミンフィリアたち」の指南役として有名らしい…?
こちらの世界のミンフィリアについての情報が足りなすぎる私には付いていけない会話です。それに…
「ミンフィリアたち」って…?
複数形?
これについての詳しい話は博物陳列館のモーレンを訪ねて欲しいと言われる。補足をしてほしいということでアルフィノとアリゼーも同行する。
「光の巫女の物語」
話は以前にも聞いた「光の氾濫」から始まる。
金の髪に、水晶色の目を持つ女性…”誰か”がその背に「ミンフィリア」と声をかけたことから、「光の巫女ミンフィリア」と名付けられた。
ミンフィリアは「光の氾濫」を止めると同時に姿を消してしまう。しかし、それから15年後…再びその名前が歴史の表舞台に現れる。
きっかけは罪喰いの襲撃を受けたフッブ―ト王国にて、罪喰い化に耐性のある少女が発見されたこと。光の巫女と同じ金の髪と水晶色の目を有していたため「ミンフィリア」と呼ばれるようになった。
彼女は当時のユールモア軍に合流し、多くの罪喰いを討ったのだという。
終わることのない罪喰いとの戦いで傷つき倒れた彼女だったが、死の間際、彼女は悲しむ仲間に「ミンフィリアはまた生まれてくる」と言い残した。
その言葉通り、数年後に同じ特徴を持った少女が見つかり先の少女と同じように罪喰いとの戦いの果てに散っていった。
それが幾度となく繰り返されて今日に至る…。
彼女たち命がけで戦ってくれたからこそノルヴラントに幾度も訪れた危機を乗り越えてくることが出来た。さらに、大罪喰いの存在、その性質を知ることが出来たのもミンフィリアたちの功績のようだ。
ただし、生まれ変わっても特徴こそ継承しているものの、記憶や知識を継承しているわけではなく、発見された時点では普通の女の子だったようだ…。
「そこから努力をして…あるいは周りに強いられて、
罪喰いとの戦いの最前線に上がったわけです。
真実に至るのだって、多くの犠牲を払ったことでしょう。」
最後に、「今」のミンフィリアについて知っていることをモーレンに尋ねる。
現在のミンフィリアは10年ほど前にユールモア軍が発見し保護した。保護というのは建前で、実際は罪喰いを倒し得る彼女を手元で管理しておきたかった…というところだろうとモーレンは語る。
そんな彼女をある人物が救い出した。
ミンフィリアのことになると冷静ではいられなくなってしまうサンクレッドさんです。
漆黒のヴィランズのトレーラーで救出シーンが映像化されていますね。
私たちが知る、原初世界のミンフィリアと生まれ変わりという今のミンフィリア。無関係ということはないだろうが…サンクレッドは何を想い行動を共にしているのか…。
ともあれ、「光の巫女」がユールモア軍に捕まったという情報が真実ならサンクレッドの安否も気になるところというアルフィノ。
「まわりくどいわねぇ。
つまるところ、捕まったミンフィリアの様子を見に行きたい、
っていうか助けてあげたいって言うんでしょ?」
「罪喰い化に耐性があるってことはきっと、
元のミンフィリアから、私(クロロ)と同じ、
光の加護を受け継いでいるんだわ。
だったら、むざむざ敵の手に渡すより、
仲間になってもらった方がいいじゃない?」
実に合理的でストレートな意見ですな…w
クリスタリウムの意気
3人の意見がまとまったところに、ちょうど水晶公が歩み寄ってきます。
偵察部隊によってユールモア軍がミンフィリアを捕縛している確証がとれた様子。いつ本国に移送されるかはわからない状況だが、本国へ移送されてしまえば彼女を救出するのは困難になる。
急ぎ救出を…と行きたいところだが、「ミンフィリアの救出は、私と、クリスタリウムの街に任せてくれないか?」と水晶公から提案を受ける。
その言葉と同時にクリスタリウムの顔役たちが姿を見せる。
「あなたが見せてくれたのは、単なる夜空ではなかった。
ノルヴラントの未来…その一端だ。
私たちの手は、大罪喰いを屠れない。
だが、希望が胸を焦がすかぎり、立ち上がって歩いていける。
…それを証明しよう。」
水晶公はユールモアの総代として訪れたランジート将軍の言葉を伝えると同時に自分の意志をしめす。そして、「その意志をしめせば、もはや対立は避けられない」と語りながらも顔役たちに是非を問う。
誰一人として水晶公の意志に反するものはいなかった。
「時がきたらば、立ち上がれ…
あなたは最初に、そうおっしゃったのでしょう?
いずれ、はびこった悲しみが日常となり、
誰もがそんな世界を受け入れるようになっても、
この街は抗う心を忘れるな…。
そして、この地に生きた人の歴史を、
未来へと届けるために踏み出せ…とね。」
皆の言葉に顔がほころぶ水晶公…。
「ならば今、我らの意志を示そう!
ラクサン城に駐留しているユールモア軍が、
「光の巫女」を捕らえたとの報告を受けている。
「闇の戦士」を支持し、罪喰いを退けんとする我らは、
光の巫女を救い出し、仲間に迎えるべきではないか…。
それを以て、ユールモアへの返答としよう!」
ミンフィリア救出作戦
作戦の概要は割と単純。
まず、アマロに騎乗した部隊が眠り薬「ドリームパウダー」をラクサン城の上空からユールモア軍に散布。すべての敵兵を眠らせることはできないにしろ数は減らせる。
ちなみに私は事前に抗体薬「往時の口づけ」を飲んでいますので大丈夫。
その後、精鋭部隊による奇襲にてミンフィリアを救出する。
東のジョッブ砦にはアルフィノ、アリゼーが参戦。
西のオスタル厳命城には私とライナが参戦。
お使いクエストは省略して…
早速救出作戦へ!
前回後ろ姿のみの登場だった少女が「光の巫女」ミンフィリア。
ユールモア軍の兵士によって連行されていますが、その上空に…
作戦通りアマロ部隊が「ドリームパウダー」を散布し、兵士たちを眠らせます。
作戦の第一段階は成功。
それを受けて私とライナもアロマに騎乗、ラクサン城へと向かいます。
ラクサン城へ到着しアロマから飛び降りる…なんかカッコいい…!
アルフィノ、アリゼーらの援護を受けユールモア軍を突破していくとミンフィリアを発見する。話を聞きたいところですが、ここは敵地。拘束されていた縄をほどき、急ぎ皆と合流し脱出しなければ…。
来た道を戻っていくが、中央広場がやけに静まり返っている…。
「…そこにおったか。
小賢しい、泥棒鼠めが…。
その娘…返してもらうぞ…!」
待ち構えていたのはユールモア軍最強…ランジート将軍。
全員で挑むも、あまりの強さに歯が立たない…。
絶体絶命のピンチ…!
そこへ現れたのは…
サンクレッド!
カッコよく登場したサンクレッドさんですが…攻撃が全く当たらないどころか…いなされて吹き飛ばされてしまいます。
「弱い…あまりにも弱し…。
この程度の下郎が、「光の巫女」と並び立てると思うてか…!」
ランジートの言葉にサンクレッドの返事はない。
が、次の瞬間!
サンクレッドだけでなく私たち全員が謎の光に包まれる。
魔法…?いや、サンクレッドは魔法は使えないはず…。
が、一瞬にしてラクサン城の外へと移動する私たち。
そしてそのまま逃走を図る。
城の外へ逃げだした私たちを追いかけようとするランジート将軍だが、水晶公の魔法によって拘束される。
「愚かな…。
かような真似をして、貴公の街ごと滅ぼされたいか?」
「そちらは元よりそのつもりだっただろう?
なに、行動を起こした時点で、すべては覚悟の上だ。」
足止めも先ほどの魔法が精いっぱい。本気で追うつもりなら自分には止める手立てがないと話す水晶公だが…余裕がある。
「気を付けるがいい。
彼らの向かった先は、我らクリスタリウムも、
ユールモアでさえも不可侵の領域…。
妖精郷「イル・メグ」なのだから。」
その言葉にランジートもかすかに驚きの表情を見せた。
???
「ああ厭(いや)だ…。
ヴァウスリーに、軍を仕向けるほどのやる気が残っていたとは。
どんな馬鹿らしい争いであれ、戦が起きれば、世が動く。
まったく…これじゃ計画の練り直し
あの英雄も、どれだけ私たちの邪魔をしたら気が済むんだ!」
???
「…しかも、あの魂の持ち主と来た。
ならば殺しあう以外の道もある…か?」
to be continued...
後述
今回はホルミンスターのように劇的な展開はありませんでしたが、何と言っても第一世界での「光の巫女」ミンフィリアという存在がどのような者なのかが丁寧に説明されていました。
また、クリスタリウムの民と水晶公との関係性。顔は見えませんが水晶公がほほ笑むところは、モーレンの言葉も相まってグッときてしまいます。どんな思いでこの時を待っていたのだろう…と。
本格的にユールモアと敵対してしまった訳ですが…これから先どんな展開が待っているのか…。
最後に出てきたイケメンも気になるところですなぁ…。
てか零式の練習でサブが全く進んでない…ヤバい( ゚Д゚)
ちなみに現在3層時間切れヤツです。
週末クリア目指そうと思ってたけど…飲み会&飲み会からの二日酔いで全くできなかった…周りのフレさんはさっくりクリアしてるのにだいぶ遅れちゃったなぁ;;
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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