「2020年10月1日からタバコ税がまたまた値上がりします」というのは割と知っている方が多いと思いますが、実は酒税にも変更があるのです。
タバコの値上げについて
毎年のように上がっているような気がするタバコ税ですが、私の場合は「今の時代の流れを考えれば仕方ない」と割り切っているのであまり気にしていません。
気にしないと言っても家計にはダイレクトにその影響が現れるでしょうが…。
さて、実際にどの程度価格が上昇するのか有名銘柄からいくつか見てみましょう。
紙巻タバコ
加熱式タバコ
葉巻タバコ
皆さんが吸っているタバコもあるのではないでしょうか?ほぼすべてのタバコが値上がりすると考えて問題ないと思います。
幅でいえば40円~50円となっています。
今回のタバコ税増税は1.0円/本となっているのですが、それ以上の値上げとなっています。
この値上げ幅についてJTがコメントしていました。
「国内たばこ市場は、成年人口の減少や高齢化などの構造的要因、喫煙規制の強化などの影響により、販売数量の減少が継続しており、品質・ブランド価値の維持に要するコストは上昇している。」
「加熱式たばこ及び軽量な葉巻たばこの課税方式の変更に際し、今後のコスト上昇を踏まえ検討を重ねた結果、一部銘柄を除き増税分以上の定価改定を行うこととした」
私の周りでも増税のたびに”禁煙”するという人が大勢いますが、成功している事例はあまり見かけていません。とはいえ、喫煙者は確実に減っているでしょうし、今後も減少していくことが考えられるので致し方ないといった感じでしょうか?
お酒の値上げについて
さて、タバコに引き続き酒税の改正についても見てみましょう。
「値上げ」と書きましたが、正確には「分類と税率の見直し」です。
まずは発泡性種類について。
ビール、発泡酒、その他の発泡性種類(新ジャンルやチューハイ)の三種類に分けられ、税率がそれぞれ細分化されて定められています。
2018年に施行された酒税法改正により、2020年10月、2023年10月、2026年10月の3回に分けて分類を統合し「発泡性種類」に一本化し、さらに同じ税率が適用されるようになります。(チューハイは適用外)
今後の税率の推移は下記のようになる予定です。
直近で変更になるのはビールの税率の引き下げと、新ジャンル(第三のビール等)の税率の引き上げということになります。
同様に日本酒やワインが分類されている「醸造種類」の税率も一本化を目指し、日本酒は税率を引き下げ、ワインなどの果実酒の税率は引き上げしていき、2023年10月には35円で統一される予定です。
私は発泡酒を愛飲していますので2026年までは影響がなさそうですが、普段、第三のビールを購入している家庭では、約10円/本の値上げとなりますので結構痛い出費になるのではないでしょうか?
まとめ
昨年は消費税が10%になり、4月には家庭用食用油も値上がりしましたし 、7月からはレジ袋も有料化、9月からは小麦粉も値上げになるようですね。
値上げの理由は様々でしょうが、それを補えるほどの賃金上昇もありませんでしたし、加えてコロナの影響で冬のボーナスは絶望的。
酒もタバコも少し抑えようかしら?と思う今日この頃です。
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。