ss付きで振り返る FF14 漆黒のヴィランズpart28

久々の振り返りシリーズ。

今回からは5.3「暁の帰還編」について書いていこうと思います。

漆黒のヴィランズもクライマックス!涙腺の弱い私は何度も涙を流してしまったわけですが……きっと書きながら涙ぐんでいることでしょう。 

 

光の戦士の物語

「あっ、ちょうどいいところに!」

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ペンダント居住館の管理人と会話をしていると、博物陳列館のモーレンが駆け寄ってきた。

アルバートを騙るエリディブスの乱入や流星雨の幻影による騒動のせいで有耶無耶になっていたが、アルバートたち「光の戦士」に関する真実を話したことに対する感謝を伝えたいと赴いたらしい。

そんな彼は「調べたい事や、写したい本があればいつでも頼ってください」と申し出てくれる。その言葉に甘え、「光の戦士について、もっと知りたい」と伝えると……

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その言葉に戸惑うモーレンだったが、「広義の、本来の「光の戦士」についてであれば」と資料をそろえてくれるという。

 

博物陳列館のモーレンを尋ねると、時間が空いたというアルフィノとアリゼー。別件で調べ物に来ていたリーンも話を聞きたいと合流しみんなで話を聞くことになった。

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モーレンによると、ノルヴラントに限ってみても「光の戦士」という名前は、歴史上度々登場しているという。

エルフ族を統一してレイクランド連邦を創り上げた初代王トルスウィル、フッブ―ト王国で有名なロッドフォードとソーラード、ロンカの大魔導士チュナ……。

クリスタリウムの住民が「光の戦士」の真実を受け入れられたのは、そう呼ばれた者たちがアルバートたちだけではなく過去にもいたからだった。

 

「この100年間は光が忌避されていたので、

 本来の用途では使われず……

 避難を込めてアルバートたちを呼ぶ言葉になっていました」

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既にその真実を知っているモーレンは哀しげな表情を浮かべそう語る。

続けて彼が話してくれたのはノルヴラント最古の英雄譚。始まりの「光の戦士」についてだった。

 

「予言で示され、海と空を渡り、

 世に蔓延らんとする混沌を打ち倒した英雄……。

 彼は己を「クリスタルに導かれし光の戦士」だと言いました」

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以降の時代でも同様の名乗りを上げる英雄が度々現れ、それらが積み重なることによって、いつしか、傑物を「光の戦士」と呼ぶようになったようだ。

 

「なるほど……。

 これは、思いがけない真理に触れたかもしれないな」

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原初世界でも「光の戦士」という言葉が使われている。かけがえのない英雄をそう呼ぶ習慣はとても古くからあったらしい。その習慣の通り、私もそう呼ばれるようになった。

アルフィノはそれを偶然ではないと考えている。

何らかの理由で超える力に目覚めた人がいれば、その人はいずれハイデリンの声を捉えるようになる。そして、呼ばれるまま自身を「光の戦士」として定義する。

凡人が持たざる異能を持つことになれば、英雄という立場に上り詰めた「光の戦士」も多かっただろうと推測するアルフィノ。そういった事例が重なることで「英雄」と「光の戦士」が混同されるようになっていった。

 

「……何にせよ、それが事実なら、

 アシエンにとっては面白くなかったでしょうね。

 人々から善しとされる英雄って存在が、

 光と……ハイデリン側と結び付けられてしまって」

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アリゼーの言葉に黙り込む一同。

モーレンは「僕、いないほうがいいです?」と困った表情を浮かべている。アルフィノは「光の戦士」についての話が奥深かったから、とフォローをいれるが、誰かがその言葉に反応した。

 

「ひかりのせんし!?

 ねぇ今誰か「光の戦士」って言っ……

 うわぁぁ!?」

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転んでいる少女は私が「闇の戦士」だと気づくと、立ち上がり……

 

「わたし、わたしね、リキ・ティオっていうの!

 みんなのこと、助けたいの!

 だから「光の戦士」になる方法、教えてくださいっ!」

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「光の戦士」になりたいというリキ・ティオだが、戦いではなく「くすり師」になって人々の助けになりたいようだ。博物陳列館には勉強の為に、それに関する書物を探しにきたようだ。

探せば薬学の入門書も見つかるだろうが子供にはまだ難しい、とアルフィノはスパジャイリクス医療館に連れて行くことを勧めてくれた。

 

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スパジャイリクス医療館に到着するとジェッサミールに事情を説明する。

ジェッサミールによると、医療館にも「光の戦士」を目指して旅に出ようとした者がいたようだ。だが、旅に出る者はいなかった。様々な理由から、医療館を必要としている人たちは多くいる。「憧れを抑え、目の前にある事態と向き合うのも、勇気ある決断だ」とジェッサミールは語る。

 

「じゃあ……私の夢は、ダメなこと?」

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リキ・ティオの言葉に「それはとても素敵なことで、いつかきっと実現させましょう」とジェッサミールは答える。「その日に向けてあなたの力も貸して」と薬の材料を受けっ取ってきて欲しいとお使いを依頼する。

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共についてきたエイルエルとアーキルはリキ・ティオとは違い武術を教わりたいようで、ひとまずアリゼーとリーンに任せる。私はアルフィノと共にリキ・ティオを追い、スウィートシーヴ果樹園へ向かうことになった。

 

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薬の材料となるグレープの収穫が間に合っていないということで、その手伝いをすることになった。収穫を終えるとアルフィノは、リキ・ティオに「どうしてくすり師になりたいのか」と尋ねた。

過去に病気になった彼女は、旅のくすり師に救われたことがあったようで、その時からずっと同じようになりたいと考えていたようだ。そんな時、隣に住む人物が「光の戦士になる!」という話を聞いて、その想いを強くした。

隣人の名前はセイラ―。流星雨の後に旅立った衛兵団の青年だった。

 

「……私は少し、思い違いをしていたようだ」

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リキ・ティオの話を聞いてアルフィノは呟いた。

人々はエリディブスによって扇動されていると思っていたアルフィノだが、「誰かを助けたい」という気持ちは、もともとノルヴラントの人々が持っていた想い。エリディブスは、それに「光の戦士」という名を与えることで世界の変化を促進した。

遠くないうちにこの世界を去る、たとえ今すぐ帰れることになったとしても、エリディブスの目的を見極め対処したい。アルフィノはそう語った。

 

「この世界はもう、私たちにとって、

 見知らぬ遠い場所ではないのだから……」

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遠い憧れ

スパジャイリクス医療館へ戻ると、今度はエイルエルたちの頼み事が待っていた。

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彼らは戦い方を見せてほしいという。

街周辺でヴァンパイアバットが増えているようで、自分たちで行くことは止められているので戦うところを見学したいようだ。

乗り気なアリゼーは既にヴァンパイアバットをおびき寄せる道具を準備していた。早速街の外へ向かいヴァンパイアバットの討伐を開始する。案の定、アリゼーとの勝負という形になったが……。

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無事討伐を終え2人に感想を聞くと満足したようだ。

エイルエルは罪喰いに殺された父と妹を思い、周りの人間を護れるようになりたいと。アーキルは、まだ定まっていないようだが2人を護れるように、そして一緒に色々見に行きたいと語った。

子供たちのことは任せていいというアリゼーに甘え、街に戻り、ある場所へと向かった。

 

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そこに現れたのは……エリディブスだった。

 

「私は……何故……ここに……?

 君が呼んだのか……?」

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自身でもいとしない行動だったのだろう。驚きの表情を見せるエリディブスだったが、直後、過去視が発動する。

「おめでとう、お前を十四人委員会の一員として迎えよう。

 ときに我らと同になり、ときに我らに異を唱え、

 人と星が正しく進むよう、尽力してほしい。

 調停者の座……エリディブス。

 それが今より、お前のしるべとなる名だよ」

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過去視から意識が戻り、エリディブスと対峙する。

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「その体を返せ」いう私に、決戦を控えながら「武器を捨てる馬鹿がどこにいる?」と返したエリディブス。続けて、やっていることは私と同じだと語る。技を磨き、装備を整え、強者を屠って来たように、己にできる最善を尽くし、道を阻む者を排除する。そして、私を十四人委員会の前に立ちはだかった、最悪の敵だと告げる。

 

「私は調停者エリディブス……人と星が正しく進むための機構。

 ゾディアークを用いんとした委員会の決議を是とし、

 彼らの計画を結実に導く者……。

 ゆえに君を殺し……

 魂ごと消し去ることだけを考えているよ」

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そう告げると踵を返すエリディブス。だが、歩き出した彼はすぐに足を止め尋ねてくる。

エメトセルクと最後の戦いを「視る」ことができたというが、私を誰かと見間違えていたことが気になったらしい。

その問いに、ヒュトロダエウスに言われたことをそのまま話すも……

 

「懐かしく、新しい君……か。

 思い当たらないな……。

 私にとっては旧知でなかったか、

 あるいはそれとも……欠けたのか」

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「おや、先客がいたとは。

 建設的な対話ならば、邪魔せず立ち去るが……

 もし、その人を揺さぶろうとしているだけならば、

 そちらに撤退していただこう」

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現れた水晶公に無言で立ち去ろうとするエリディブス。

だが……

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すれ違い様に水晶公に攻撃を仕掛けられる。

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一瞬ヒヤッとするも無事な様子。だが、その左腕は……

水晶公によれば、掛った負担を補うために塔が浸食を深めてきているらしい。自身は大丈夫だと訴えたようだが、ベーク=ラグに休憩して来いと放り出されたのだという。

 

これは自分が前に進んでいる証であると水晶公は言う。

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「……かつて、私を未来から送り出した人たちが言っていたんだ。

 何年経っても英雄の物語が愛されるのは、

 人が生きるのに、少しばかりのロマンや憧れ……

 誇りなんかがいると。

 だから私を送り出すことが……

 こんなバカげた計画の成功こそが、何よりの希望になるって」

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「あいつらたくましいんだよ」、そう言って笑う水晶公。

その言葉を強がりだったんじゃないかと、耐え難い日々もあったという。それでも自身も多くを送り出し、私たちを送ろうとしている今、やっと曇りなく認められそうだと語る。

 

「やりとげた先には、確かに希望が生まれる。

 彼らの言葉も、そうなりたいという願いで……

 幸せを目指さんとする、一歩だったんだって。

 だからどうか、私にも少しの無茶を許してほしい」

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そして、「水晶公」としてやるべきことを終えたら、私に話したいことがある、そう言葉にした。

 

「ああ、よかった……!

 おふたりとも、ここにいらしたんですね……!」

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慌てた様子で駆け寄ってきたリーンに何があったのかを尋ねる。すると、サンクレッドが倒れたと報告を受けた。

急ぎスパジャイリクス医療館へと向かった。

 

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医療館に着くとサンクレッドはベッドに腰かけていた。体は重いようだが、療養が必要なほどではないそうだ。実際に倒れた要因となるような傷病は無く、治療というよりエーテルを補っただけらしい。

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サンクレッドによると、アニドラスに行く前。溺れかけたウリエンジェを助けた辺りから身体の不調が頻発しているらしい。眩暈などはしょっちゅう起こるようだが、その言葉にアリゼーも身に覚えがあるようだ。

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原因として考えられるのは肉体と魂の結びつきが薄れてきていること。私は原初世界へと戻り、皆の肉体の状況確認と帰還にあたっての懸念が無いか確かめることになった。

残った者たちはサンクレッドが掴んだ情報から、アシエンに協力していると思われる「黒い衣の不審者」を追うことになった。

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後述

5.4までもう少し、ということで久しぶりの振り返り記事。

間が空きすぎてどんな感じで書いてたかすら忘れてしまっていましたが、5.4前に終わるように何とか頑張っていきましょう。

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。 

 

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