せっかく家を買ったのですから「外構をオシャレにしたい!」と思うのは当然のことでしょう。そういった事に疎い私ですら「このまま放置は出来んなぁ」と思ったのですから・・・。
さぁ、始まりました。シリーズ「おっさんの外構を考える」。第1回は「浸透枡」。
雨水を緩やかに浸透させることを目的として設置される「雨水浸透桝」。私の購入した建売住宅の敷地内にも5か所(庭に2か所、外周に3か所)設置されています。
こんな感じのやつです。
先に記したように雨水をゆっくり浸透させる為のものです。これは建売に限らず住宅の周りに似たようなものがある筈です。雨樋(あまどい)から流れてくる雨水がこの枡の中に集まり浸透していくのですが・・・溢れます。
ええ、ゆっくり浸透するのですから当たり前ですね。
竣工時の資料を確認すると、オーバーフロー管(いっぱいになった時に側溝に流すやつ)は繋がっておらず「宅内浸透」となっております。
つまり、強い雨が降った場合に処理能力が追いつかず溢れるという事になります。これは別に悪い事ではないようですが家の敷地内に水たまりがある状態というのはあまりいい気分ではありませんね。
正直、家の外周の3か所については問題ないのです。こちらは地面がぬかるんではいますが溢れている様子はありません。
問題は庭にある浸透桝です。
この先「庭いじり」をすることになった時に、浸透桝から水が溢れると「芝」なんかは育ちません。芝は水捌けがよい土壌を好むのです。
お金があれば土壌改善も暗渠排水なんかも出来るのでしょうが、私にそんな金はない!
ここは分かる人に相談だ!
専門ではないが建設業に就いている先輩に相談。後々書きますが、土間コンクリート工事もお願いしています。
私は勘違いしていたようです。そもそも「水捌けは特別悪くない」らしい。そのまま芝生も張れると言われました。
浸透桝は雨水枡にして排水できるようにすればそうそう溢れないから大丈夫じゃない?という回答でした。自然浸透ではなく配管を通して庭の外に水を流してやる事で十分対応可能らしいです。
さて、悪者のように書いてしまいましたが「浸透桝」というのはちゃんと意味があります。
雨水浸透ます(うすいしんとうます)とは、住宅地などに降った雨水を地面へと浸透させることのできる設備。
地下水を涵養することにより、水害の軽減・地球温暖化の防止などといった働きを果たすことが可能であり、雨水を資源として有効活用することを目的としている場合もある。雨水浸透ます - Wikipedia
建売住宅の場合、浸透桝が使われるケースが多いようです。(安価なため)私の様に水捌けが悪いことに悩む方もいらっしゃるようですので、建物だけではなく排水がどうなっているのかも確認されると良いかもしれません。
また、地区によっては雨水枡から側溝に排水(雨水含)を直接流すことが許可されていない場所もあります。そういった場合はまた別の施策が必要になるかと思いますので、専門の業者さんにご相談されると良いと思います。
さて、第1回「浸透桝」。あまりまとまりがなく申し訳ありませんが寛容な心で見守って下さるとありがたいです。
次回「土間コンクリート?お高いんでしょう?」