NO MUSIC,NO LIFE 2 「黒夢」

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2回目となりましたNO MUSIC,NO LIFEですが、今回紹介するのは「黒夢」。今現在も活動されているのかは不明ですが…青春時代に聞いていたアーティストの楽曲は忘れられないものです。そしてたまにではありますが、無性に聞きたくなるのです。

 

まずはWikipediaさんの出番。

 

黒夢 (くろゆめ) は、1991年に結成された岐阜県出身のロックバンド。バンド名の黒夢とは結成前から持っていた「黒夢」という曲名から。「夢とか神というものは存在しない」という意味が込められており、「あくまで現実というものを直視して、その上で前向きに演っていく姿勢をとりたくて」名付けたという。インディーズシーンではSilver-Roseと並んで「名古屋2大巨頭」とされていた。また、インディーズ時代には、LaputaやROUAGEらとともに名古屋系を作り上げたともいわれる。日経エンタテインメント!調べでのヴィジュアル系部門の総売上は第5位でCD総売り上げは約531万枚。Wikipediaより引用

 

LaputaやROUAGEなど懐かしい名前も出てきますが、時代を感じますね。

 

さて、私が黒夢と出会ったのは中学時代。

残念ながらデビュー当初から知っているわけではなく、”清春”と”人時”の2人になった後の黒夢です。ベースとボーカルでバンド!?と驚いた記憶があります。

 

実際に初めて聞いた楽曲は「Like A Angel」で、割とメディアにも出だしていましたし、それなりに売れ始めた頃です。

 

もちろん遡って彼らの楽曲を聞いていますが、私の中で「黒夢」と言えばアルバム「Drug TReatment」や「CORKSCREW」と活動休止までの数年間の曲のイメージがとても強いです。

 

と言うことで、今回はこの2枚を紹介。

 

「Drug TReatment」

前作「FAKE STAR 〜I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」で音楽性を変え、パンキッシュなロックへ変化していた黒夢ですが、「Drug TReatment」では更にそれらに磨きがかかっています。

 

風刺やセックス、タイトル通りドラッグを歌詞に取り入れ、危険な香りを漂わせつつ、もちろんエロさも忘れない。清春の吐き捨てるようなボーカルが楽曲にマッチして物凄くカッコいい。痺れます…。

 

とにかく1曲目の「MIND BREAKER」から7曲目「Spray」までの疾走感が半端ない。

このままラストまで…!という所で一旦ストップ。

8曲目「LET'S DANCE」で少しスローペースに…が、ハードではないにしろ、このヤバい雰囲気全開の楽曲ならアリだな…エロい!

9.10曲目は…正直に言ってこのアルバムにはいらなかったかな…?完全にバランスを崩してる気がする。

更に11曲目「NITE&DAY」のアコースティックver。単曲としてはとても良いのですが…流れ的にちょっとモヤモヤ。

 

そんな流れを一気に戻してくれるのが12曲目「NEEDLESS」からの、待ってました「Like A Angel」!イントロから鳥肌が…この曲で心を掴まれてしまうのは仕方がないことだ…。

そしてラスト。超暴力的な「BAD SPEED PLAY」でアルバムに幕を下ろす。

 

個人的には名盤だと思うのですが、9.10.11曲での失速感が…。「NITE&DAY」は単曲でも聞きますが、9.10曲目はほぼ聞かないですからねぇ…。

 

とは言え、明確にパンク路線への変貌を見せてくれた「Drug TReatment」。次作へとつながる素晴らしい作品です。

 

続いて「CORKSCREW」

前作に引き続き危険な香りがプンプンします…。

 

「CORKSCREW」は個人的にスキのない完璧なアルバムだと思っています。曲順も絶対にランダムではなく通しで聞きます。単曲でも素晴らしい出来だと思いますが、アルバムを通して聴くことでその完成度の高さを感じることが出来ます。

 

前作の「Drug TReatment」の様に失速することがなく、暴力的で超クール!最初から最後まで全力疾走。音はデカいし、曲間はないしアンダーグラウンドになりすぎない雰囲気が絶妙。もちろん捨て曲もナシ!ここまで完璧なアルバムは個人的になかなか出会わない…。

間違いないから取り合えず手に取ってみて欲しい!

どの曲がお勧め?ってレベルじゃなく本当に全曲がお勧めです。1曲1曲書き出すと長くなりすぎるので…中古で数百円で売ってると思うので騙されたと思って購入してみて欲しい!

 

あ、ちなみにロック、パンクが苦手。下品な言葉やエロい歌詞がお嫌いな方はお手にならないようにご注意ください。

 

ちなみに「Spray」の歌詞にも出てくる、”白いラバーソール”。ジョージ・コックスの靴ですが、高校時代愛用していました。完全に清春の影響ですw

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。