皆さんはラーメンは好きですか?
私は一人で外食となればラーメン以外の選択肢は思い浮かばないほどラーメンが好きです。その中でも地元白河の「白河ラーメン」が大好きです。
昔から慣れ親しんできた、言うなれば「ソウルフード」と言ってもよいかもしれません。
福島県でラーメンと言えば「喜多方ラーメン」のほうが圧倒的に知名度は高いでしょう。「白河ラーメン」もそれなりに有名ですが、県外の方々にとってはまだまだ馴染みは薄いのではないでしょうか?
今回は白河ラーメンについて少し紹介してみます。
白河ラーメンの特徴
平打ちのちぢれ麺
白河ラーメンは平打ちのちぢれ麺を使用しています。喜多方ラーメンも同様に平打ちのちぢれ麺を使用しているのですが、白河ラーメンのほうが喜多方ラーメンより加水率が高く“ちぢれ”感が強いのが特徴です。
スープ
スープは豚ガラや鶏ガラを主体とした醤油ベースですが、ダシの濃厚な喜多方ラーメンに比べ、醤油の旨みが凝縮したあっさりスープが特徴です。オーソドックスなスープですがアッサリしているのでスープまで全部飲み干すことも...!?
炭火焼チャーシュー
トッピングはネギ、ほうれん草、メンマ、鳴門巻きなど、またまたオーソドックスなものばかりなのですが、白河ラーメンのチャーシューは炭火焼の後に煮込んだもので、スモークされた香りと旨味が絶妙で絶品です!
「とら食堂」
白河市は人口約6万人。それに対してラーメン店は100店舗を超える。まさにラーメン激戦区なのです。
そんな白河でラーメンと聞けば、誰もがまず口にするのはこの店「とら食堂」。それほどに圧倒的人気店で、その味に惚れ込みここで修業をして店を構えた店主も数多くいらっしゃいます。
白河ラーメンを語る上ではこのラーメンを食してからでないと語れません。それほど圧倒的存在感、レジェンドですね。
いわゆる「とら系ラーメン」と呼ばれるラーメンの生みの親、本家本元です。
とら系ラーメンは化学調味料を一切使わずに取ったダシと完全手打ちのちぢれ麺が特徴。
私は初代の頃の味が好きで幾度となく通っていたのですが、ここ最近は足が遠のいております。味が落ちた…という理由ではなく、何時行っても混みすぎですぐに食べられないから!
田んぼのど真ん中にあるのに恐ろしいくらい並んでるんですよ。ピーク時を外していっても10組待ちとかザラなので、「よし、今日は違う店」となってしまっています。
今回の一杯
今回紹介するのはとら食堂ではありません。あちらはその存在がどんなものかを知っていただくために紹介しただけです。
さて、改めまして今回の一杯。
「年貢町の茶釜食堂(通称:年茶)」
実はさほど遠くない場所に茶釜本店というお店があるのです。あちらは通称:本茶と呼ばれておりますが、今回は年茶の紹介!
今回私が食したラーメンは「ワンタンメン大盛 800円」
白河ラーメンを語る上で外せないもう一つのラーメン、「茶釜系ラーメン」(あんまり言わないかも?)。
歴史はとら食堂よりもさらに古く、何十年も前から地元住民に愛されているラーメンです。
まず目につくのは、器のぎりぎりまで注がれた黒いスープ。とら系を中心とする白河ラーメンのスープは黄金色に澄んだスープであるのに対して、茶釜食堂のスープは黒い。いかにもしょっぱそうな色合いだが…。
スープを一口飲むとまず感じるのはしょうがの香り。口いっぱいに広がります。追って動物系の旨味に加え野菜と魚介の旨味が付いて来ます。スープの色とは反比例してしょっぱさは感じることはなく、どちらかというと薄口である。
続いて麺。
手打ちの中太ちぢれ麺で少し茹ですぎかな?というくらい柔らかい麺です。モチモチ、プルプルのとら系とは違った味わいです。スープに絡むというより、スープが染み込む、馴染むと表現したほうが正しいかもしれません。
そしてチャーシュー…。
とら系の様にしっかりとした食感を残しておらず、固すぎず柔らかすぎず、味が染み込んでいて非常においしいのですが、チャーシュー麺以外を頼むと小さいです。
さて、今回のもう一つの主役ワンタン。
レンゲに乗せられないほどのワンタンが6個入っています。写真では確認できないでしょうが、麺の下に埋まっています。
ワンタンの皮だけではなく餡も入ってはいますが、ワンタン自体が大きすぎて餡の印象は薄いです。餡自体には味はついていません。また、スープの味と共に色もワンタンに移っていて煮込んだような色合いになっています。
蛇足ですが…以前ワンタンメン大盛を頼んだ際、厨房で「もう麺がない」「じゃ、ワンタン大盛で」という会話が…。そして実際にワンタンが多めに入って出てきたことがあります。結構テキトウかも?w
もうひとつ、厨房内で女性2人(嫁・姑?)が結構な勢いで言い合いをしています。私が店に足を運んだ8~9割でそのような状態ですので、「うるさいのが嫌だ」という方にはお勧めできません…。
醤油以外にも味噌、塩ラーメンもありますが、ギョーザやその他のトッピングなどはありません。食堂ですが定食もありませんのでご注意を!
私はどれを食べても美味しいと思いますが、多くのお客さんが頼むのは醤油系か味噌系が多い印象です。
今回は私の地元白河の「白河ラーメン」、年貢町の「茶釜食堂」を紹介しました!
またそのうち違う店舗の紹介もしようかと思いますが…記事のことを忘れて普通に食べてしまう気がするので何時になるかは分かりません!
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。