新年度早々、嫌な気分だ

新年度が始まり1週間。

会社の掲示板に懲罰の張り紙が出されていました。

 

「当該クレームにより、以下の者に懲罰を課す」

 

懲罰に至った詳しい経緯は公表されることなく、部長以下計7名が減給、うち1名は”出勤停止”という私の会社ではかなり重い処分を受けることとなりました。

 

事の発端はクレームに対する調査報告書。

 

既に報告書は破棄されてしまっていますが、幹部会で報告を受けた社長が激怒し、調査の命令を下したようです。

 

簡単に説明してしまえば、「作業標準書を無視して製造した製品を長年出荷していた」ということなのですが、そんなことがあり得るでしょうか?

 

私は懲罰が決まる以前から、今回一番重い処分を受けることになった方から相談をされていました。数年前、今回クレームになった製品を一緒に製造していた時期もありましたし、腐っても労働組合の執行部。頼まれれば出来る限りのことはします。

 

同職場の方に色々話も聞きましたし、報告書も無理を言って拝見させていただきましたし、工場長とも話をさせていただきました。

 

分かったことは作業標準書はそもそも出来上がっておらず、製造部に移管もされていない製品。ある程度暫定の規格を決めてはいたようですが、製造に支障が出るため技術員と相談して製造方法を変更していた様です。

 

で、あれば一番重い処分を受けるべきは作業者ではないはずなのです。仮に重い処分を受けるとしても単独で受けることはあり得ないと思うのです。

 

結果的に私は何もしてあげられなかった訳ですが、詳しい経緯を説明せずに懲罰のみを掲示したせいで、社員たちは動揺し、個々にではあるようですが管理職に説明を求めているようです。

 

新年度早々嫌な気分になる出来事でした。

 

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。