大手パワービルダーという形で濁していましたが、特に隠す必要性はないと感じたので公表しておこうと思います。
大手パワービルダーとは「飯田グループホールディングス」。歌舞伎役者、市川海老蔵さんのCMや、歌手の華原朋美さんが歌っている「すまいーだ」のCMなんかでお馴染みかな?
飯田グループホールディングスは「一建設、飯田産業、東栄住宅、タクトホーム、アイディホーム、アーネストワン」の6社が統合して出来た会社です。
私は不動産関係の仕事をしているわけではないので、どうして統合したのかは詳しくは知りません。
ですが「戸建分譲・日本一」という肩書は伊達ではなく、私が購入を検討していたどの地区にもこの「飯田グループ」が進出していました。具体的に言えば私が購入した「アーネストワン」という会社が進出していました。
実はこの会社、飯田グループの中でも「最も安い部類の建売住宅」を扱っている会社でした。
自分が購入する可能性が無いとは言えなかったので調べてみました。
アーネストワンを調べてみる
建売住宅購入を検討している方は間違いなくインターネット上で売主(建築会社)について調べると思います。私も同様でアーネストワンのHPや多くのブログを参考にさせていただきました。
結果は想像していた通り多くの方が不満を書き込まれていますし、手抜き工事や欠陥住宅という文言も珍しくありませんでした。
どうしてそんなに悪い情報ばかり出てくるのか・・・。
以前こちらの記事で簡単に書きましたが悪いイメージが強く残っているからだと思います。もちろん実際にそういった経験をされた方々の記事ですからそれはしっかりと考える必要があります。ですが、それが建売住宅すべてに言えるわけではないと思うのです。声を上げないという方もいるかもしれませんが、私の様に特に問題なく過ごせている人もいると思うのです。
ひとつめの偶然
まだ住宅を購入するなんて想像もしていなかった2017年夏、偶然ですが今私が住んでいる住宅の建設現場を見ていたのです。
現在の住宅は普通に私の行動範囲内でしたので。
問題はその建設現場で働いていた人たちなんですが、日本人に交じりながら明らかに肌色が違う方が混じっているのです。
拝見したブログの中にも外国人の方が働いているという情報をチラホラ見受けましたが実際に自分が見ているとは思ってもいませんでした。
前提として断っておきますが人種差別するつもりはありません。ただ、専門知識を持って建設現場にいるのか少し不安に思いました。
ふたつめの偶然
私が建売住宅を探しているときに同職場の後輩が「アーネストワン」で注文住宅を建てていることが判明したのです。
「アーネストワン」では注文住宅も請け負っていますが、多くは建売住宅の建築を行っている会社です。ですので、まさかこんなに近くにそんなレアケースの人物がいるとは完全に予想外でした。
そして幸運にも見学をさせてもらうとともに、住んでみての体験を聞くことが出来たのです。
注文住宅という事で建売住宅とは仕様は違いますが不満はなさそうでした。やっぱり実際に住んでいる人の生の声というのは大きいです。それが身近な人だったので尚更ですね。
注文住宅であれば他に有名ハウスメーカーがあるのに何故アーネストワンを選んだのか聞いてみると、奥さんのお兄さんがアーネストワンにお勤めのようで、その関係でお願いしたようです。
安いけどいい家?安かろう悪かろう?結局どっち?
私が内覧させていただいた他社の建売住宅と比較してもアーネストワンの住宅は特に違いはありませんでした。「一般的な建売住宅」という感想です。
トイレやお風呂、キッチンなどは最高品質の物ではありませんが不満はありません。いたって普通のものですが毎日使用していて特にストレスは感じません。
いい家か?と聞かれれば自信をもっていい家だとは言えないかもしれません。「ここがこうなら」「あそこはこうしたい」なんて思う事も結構あります。
ですが、安かろう悪かろうとも思いません。
半年以上住んでいて今のところ住宅でクレームを申し入れるような状況にはなっていませんし、欠陥もありません。今後どうなるかはわかりません。
結局どっち?かと言われれば返答に困ります。
ですが、私は現状この家に満足しています。身の丈に合った家なのではないかと考えています。
無理をして毎月の返済がキツくなることもないですし、自分の趣味にもお金が使えますしね。
不満の理由は理想と現実の差?
色々と情報を集めてみて感じたことは手抜き工事や欠陥住宅は論外ですが、それ以外の不満は「自分が思っていた家と違う」だったり、そもそも「理想が高すぎる」為に出てくる不満だったりが多い事に気が付きます。これは他の建売住宅に対しての不満にも共通している気がしています。
ただ、比較する対象として「注文住宅」を引き合いに出す方がいますが、建売住宅と注文住宅で比較されたら相手になりません。ですので、その点は注意したほうが良いと思います。
まとめ
そもそも建売住宅は安くて当たり前なのです。アーネストワンは大量生産でコストダウンをしているだけではなく、現在では建材などの製造メーカーすら買収している飯田グループの一員なのです。まだまだ安くできるはずです。
実際、売れ残った建売住宅は1500万円を下回る価格で販売されています。どうしてそこまで価格を下げても販売できるのか・・・原価がそれ以下だからです。
さて、ここまで私は割と前向きな意見を述べていると思いますが、これが今の本音です。ですがこの先欠陥が見つかれば手の平を返すでしょう。それはもう見事にひっくり返すでしょう。
私は偶然にも建設現場を目撃していましたが、もちろんあれは下請けの会社が施工しています。施工している会社の「仕事の質」にはバラツキがあり、11棟建っているこの区画の建売住宅でもすべてが同じ品質とは言えません。
安かろう悪かろうとは思っていませんが、他の方々が経験したように悪い住宅も間違いなくあります。建売住宅だけに限った話ではないでしょうが、そういったリスクも当然あります。
今回は私が購入した会社のお話と簡単な考察をしてみました。読んでいただきありがとうございました。